160 / 286

「ルカしか無理」?※

   その後、めちゃくちゃ。キスされて。  何度かイかされて。そして、慣らされて。  ゆっくり入れるからもう入れていいか、と聞かれた。  正直、指だけでイかされるのも、もう辛くて。  頷くと、足を大きく開かされて。ゆっくり、奥まで入れられた。 「……っあ……ッ……ン……」  奥で動きを止めて。  ルカがオレの頬に触れる。 「――――……気持ちよさそうだな、ソラ」 「あっ――――……」  中で、小刻みに、突かれる。 「奥、こうされるの好きだよな……」 「……っ……や……あっ……」  真正面から、見つめられたまま、中を突かれると、死にそうに恥ずかしくて。きつく瞳をつむる。 「ソラ、瞳、開けろよ」 「…………っ」 「下、見て。ここ」 「――――……ん……?」  下腹に、ルカの手が触れて、不思議に思った瞬間。ぐりと、と押される。 「……ひ、ゃ……っ……」  中と外から――――……気持ちが良すぎる箇所を、刺激されてる感じ。 「あ、や……っ……や、あ…………ン――――……」 「オレの入ってるとこ――――……分かるか?」 「あ、や……っ……わ、かるっ……から、やめ……」 「ダメ」  中、引き抜かれて、またゆっくりと突き上げられて、外からも刺激されて。  頭、おかしくなりそう。 「……っ……は、ぁ、ンっ……ル、カ――――……」  声が止められない。  必死で止めようとするのに、何だか未知すぎる感覚に、喘いで。 「ソラ……」  名を呼ばれてすぐ、深くキスされて、舌を吸われて、一生懸命応える。 「……ル、カ……っ」  腰が、ビクビクしてるのが分かるけど、どうしようもできない。  ルカを締め付けてしまう。突き上げられるたび。  ていうか。まるでずっと、イッてるみたいで……。 「……ルカ――――…ん、あっ……」  オレの太腿に手をかけて、ぐい、と上げられて。  より中に入ってくる気がして。息を飲む。  もう、ゾクゾクしたものが耐えられなくて、ブルブル首を振った。 「や、だ、もう――――……っむり……っ」 「無理じゃねえよ」 「や、あ……っ――――……っひ、ぁ」  のけ反って、達したオレに、ルカはクッと笑う。  笑いながら、覆いかぶさられて、めちゃくちゃキスされる。 「っん、ふ――――……っ」  ぐい、と顎を捕られて、ボロボロ泣いてる涙を舐め取られる。 「……お前の体さ」 「――――……っ?」  そんな刺激すら腰に響いて、震えていると。 「もうオレしかダメになった?」 「…………っ」  そんなの、もう、結構前から、ちょっと思ってて。  こんな気持ちいいの、もう誰とも無理なんじゃないかって。  でも、こんな、無理って言ってるのに手加減なくされて、イかされて。ここで素直に頷くのは、なんか悔しくて、頷けないでいると。 「……まだ、なってない?」 「……っあ……!!」  めちゃくちゃ奥まで、ルカに刺激されて、  また涙が溢れて落ちた。 「……や、むり……も、きも、ちいいから……や……」  抜かれて――――……深く突かれて、言葉が奪われる。 「……っあ……も……イッて……っ……あっ……」  奥を突かれながら、首筋にきつく吸いつかれて、またゾクゾクしたものに支配、されて。  もう無理。もう、キツイ――――……。  思うのに。  なのに、ルカのすること全部を、快感として受け止めてる気がする。 「ル、カ……っ」  耐えられなくて、ぎゅう、と抱き付く。 「――――……オレは、すっげー気持ち良いんだよなぁ」  はあ、と耳元で囁かれると、腰、震える。  もう無理。  ルカの息ですら、快感に変わる。 「――――……っあ……!」  脚また大きく割られて、突かれて。  ルカの指が胸に滑ってきて、先を、摘まむ。 「ひゃ……っ……」  ぶる、と首を横に振ってると、キスされて、その動きは止められて。 「や……っ……ン、ふ……っ」  舌を奪われて、絡め取られて。  腰の動きにも、手の動きにも、ついて行けなくて。  荒い息を、キスで奪われて。  目の前が、白く、チカチカしてくる。 「は、あ……っ……あ、ンン……ッ」  ルカの動きが激しくなって――――……。  中で出されて。感じた瞬間、ルカを締め付けて、また達する。  もう何か、全然分かんない。  喉がヒクついて、一生懸命息を吸おうとしたら。  その唇を塞がれた。  舌が中、舐めつくすみたいに動いて――――…… ぞくぞくして、後ろを締め付けてると、ルカがまた、動きだす。 「――――……ソラ……」 「……っあ、も……る、か……」  まともに息もさせてもらえなくて。  一切自由に動けなくて。  中も、外も、好きなように、弄られて――――……。  もう全て、ルカの思うままで。  …………やっぱり、ちょっとは、むか、つく、のに……。 「ソラ――――……オレしか無理って言って」  耳元でクスクス笑いながら、そんな風に囁く。  甘い、と感じてしまう、その声。  浅い所を小刻みに突かれて、軽く仰け反って、漏れる声を、ルカが唇ごと、また塞ぐ。  むかつくのに。  なんでこんなに――――…… 胸が。    ずっと、ドキドキ、してるんだろう。

ともだちにシェアしよう!