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「ルカしか無理」?※

   その後、めちゃくちゃ。キスされて。  何度かイかされて。そして、慣らされて。  ゆっくり入れるからもう入れていいか、と聞かれた。  正直、指だけでイかされるのも、もう辛くて。  頷くと、足を大きく開かされて。ゆっくり、奥まで入れられた。 「……っあ……ッ……ン……」  奥で動きを止めて。  ルカがオレの頬に触れる。 「――――……気持ちよさそうだな、ソラ」 「あっ――――……」  中で、小刻みに、突かれる。 「奥、こうされるの好きだよな……」 「……っ……や……あっ……」  真正面から、見つめられたまま、中を突かれると、死にそうに恥ずかしくて。きつく瞳をつむる。 「ソラ、瞳、開けろよ」 「…………っ」 「下、見て。ここ」 「――――……ん……?」  下腹に、ルカの手が触れて、不思議に思った瞬間。ぐりと、と押される。 「……ひ、ゃ……っ……」  中と外から――――……気持ちが良すぎる箇所を、刺激されてる感じ。 「あ、や……っ……や、あ…………ン――――……」 「オレの入ってるとこ――――……分かるか?」 「あ、や……っ……わ、かるっ……から、やめ……」 「ダメ」  中、引き抜かれて、またゆっくりと突き上げられて、外からも刺激されて。  頭、おかしくなりそう。 「……っ……は、ぁ、ンっ……ル、カ――――……」  声が止められない。  必死で止めようとするのに、何だか未知すぎる感覚に、喘いで。 「ソラ……」  名を呼ばれてすぐ、深くキスされて、舌を吸われて、一生懸命応える。 「……ル、カ……っ」  腰が、ビクビクしてるのが分かるけど、どうしようもできない。  ルカを締め付けてしまう。突き上げられるたび。  ていうか。まるでずっと、イッてるみたいで……。 「……ルカ――――…ん、あっ……」  オレの太腿に手をかけて、ぐい、と上げられて。  より中に入ってくる気がして。息を飲む。  もう、ゾクゾクしたものが耐えられなくて、ブルブル首を振った。 「や、だ、もう――――……っむり……っ」 「無理じゃねえよ」 「や、あ……っ――――……っひ、ぁ」  のけ反って、達したオレに、ルカはクッと笑う。  笑いながら、覆いかぶさられて、めちゃくちゃキスされる。 「っん、ふ――――……っ」  ぐい、と顎を捕られて、ボロボロ泣いてる涙を舐め取られる。 「……お前の体さ」 「――――……っ?」  そんな刺激すら腰に響いて、震えていると。 「もうオレしかダメになった?」 「…………っ」  そんなの、もう、結構前から、ちょっと思ってて。  こんな気持ちいいの、もう誰とも無理なんじゃないかって。  でも、こんな、無理って言ってるのに手加減なくされて、イかされて。ここで素直に頷くのは、なんか悔しくて、頷けないでいると。 「……まだ、なってない?」 「……っあ……!!」  めちゃくちゃ奥まで、ルカに刺激されて、  また涙が溢れて落ちた。 「……や、むり……も、きも、ちいいから……や……」  抜かれて――――……深く突かれて、言葉が奪われる。 「……っあ……も……イッて……っ……あっ……」  奥を突かれながら、首筋にきつく吸いつかれて、またゾクゾクしたものに支配、されて。  もう無理。もう、キツイ――――……。  思うのに。  なのに、ルカのすること全部を、快感として受け止めてる気がする。 「ル、カ……っ」  耐えられなくて、ぎゅう、と抱き付く。 「――――……オレは、すっげー気持ち良いんだよなぁ」  はあ、と耳元で囁かれると、腰、震える。  もう無理。  ルカの息ですら、快感に変わる。 「――――……っあ……!」  脚また大きく割られて、突かれて。  ルカの指が胸に滑ってきて、先を、摘まむ。 「ひゃ……っ……」  ぶる、と首を横に振ってると、キスされて、その動きは止められて。 「や……っ……ン、ふ……っ」  舌を奪われて、絡め取られて。  腰の動きにも、手の動きにも、ついて行けなくて。  荒い息を、キスで奪われて。  目の前が、白く、チカチカしてくる。 「は、あ……っ……あ、ンン……ッ」  ルカの動きが激しくなって――――……。  中で出されて。感じた瞬間、ルカを締め付けて、また達する。  もう何か、全然分かんない。  喉がヒクついて、一生懸命息を吸おうとしたら。  その唇を塞がれた。  舌が中、舐めつくすみたいに動いて――――…… ぞくぞくして、後ろを締め付けてると、ルカがまた、動きだす。 「――――……ソラ……」 「……っあ、も……る、か……」  まともに息もさせてもらえなくて。  一切自由に動けなくて。  中も、外も、好きなように、弄られて――――……。  もう全て、ルカの思うままで。  …………やっぱり、ちょっとは、むか、つく、のに……。 「ソラ――――……オレしか無理って言って」  耳元でクスクス笑いながら、そんな風に囁く。  甘い、と感じてしまう、その声。  浅い所を小刻みに突かれて、軽く仰け反って、漏れる声を、ルカが唇ごと、また塞ぐ。  むかつくのに。  なんでこんなに――――…… 胸が。    ずっと、ドキドキ、してるんだろう。

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