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「思うまま」※

 もう前からそうだった。  ルカの声で、何か言われるだけで、体が熱くなって。  もう完全にルカの思うままな感じが嫌だけど。  でもなんか、どうしようもない。  勝手に、体温が上がるから。 「ソラ、舌、出して」  言われると、言うがまま、動いてしまう。  絡めとられて、吸われる。  キス、されてる間に、オレのはきつく刺激されて、もう達する寸前。 「…ん、ん……っ…」 「ソラ……イきたい?」 「……う、ん……っ」  キスされたまま、聞かれて、必死で頷く。 「そう言ってみな?」  笑み交じりに、唇が触れたまま言われて。 「……ルカ……はやく……っ」 「早く、何?」  こっち切羽詰まってるのに。ルカは余裕で、聞いてくる。 「言えよ」  そう言いながら、深く深く、キスをしてくる。 「……ん、っ……あ…… も、イ、きたい……っ」 「――――……」  激しいキスを離されて、こく、と唾液を、飲み込んでる間に。  ルカが下に下がっていって。  オレのに舌を這わせて、逃げようとした腰を押さえる。   「……っや……っ……んンっ……!」  叫んでしまいそうで、口を両手でぱっと押さえた。 「……っ無、理……」  もうイきそうだったのに、指でそれを遮られたまま、刺激されて。その上、後ろにも、指を挿れてきて――――……。 「……ひ、ゃ……っ……あ、あ……っ」  手の甲で唇を抑える。 「……っ」  どっちも気持ちいいのが、強すぎて、目の前が白くなる。 「――――……ソラ、捕まってろ」  後ろから指が抜かれて、もう限界のそれを口から離されて。  足を大きく割られて、後ろに、ルカのをあてがわれる。 「……っ……」  言われた通り、ルカの肩に手をかけて、そのままぎゅ、としがみつく。  慣らされた中に、熱くて硬いのが、一気に押し込まれた。  入れられた瞬間、耐えられなくて、イッてしまって。 「――――……っ!!」  一瞬、気持ち良すぎて、声も出ない。 「んっ、ふ……――――……」  最後は触れられることもなく、後ろだけで、一回で。  ……恥ずかしすぎるけど、気持ち良すぎて、そんなことも言っていられない。荒くなったオレの息を、ルカの唇が、奪う。 「……んン……っ……ぅん……っ……」  怖いくらい、気持ち良くなってるのに。  ルカがまた動き始める。  ギリギリまで抜いて、中をゆっくりと、突いてくる。 「……っん、……あっ……ッ」  声が出るたびに外れる舌を、何度も絡めとられる。 「……ぅ、ん……っ……は――――……」  奥まで貫かれた衝撃に、息が、止まる。 「……ふっ……ん、ん……ル、カ……」  ぎゅう、としがみつく。 「……また……イっちゃ……っすこし、止まっ…………」 「イけよ」  更に脚を割ってきて、激しく、突き上げられる。 「……ッ……!」  イッた瞬間。  涙が零れ落ちた。 「う、ん……っ」 「ソラ――――……」  また唇を塞がれる。 「――――……つよ、すぎ……ルカ……っ」 「……ん」  こんな時なのに、ルカは苦笑い。 「――――……ソラ……可愛い、お前」 「…………っ」 「……オレので、いろよな」  真っ白な世界の中で囁かれて、うん、と頷く。 「…………っ」  頭がおかしくなりそう。  何度も、抜かれて奥まで一気に。  唇は塞がれていて、舌も息も、ルカに奪われて。  こういう時――――……上も下も、ルカでいっぱいになる。

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