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ひざまずいてキス 11
もっと情報を引き出してこいっておっさんからはせっつかれてて……
何も思わずに俺を見てきょとんとするナオちゃんに、悪いなって思うんだけどこればっかりはどうしようもない。
実際、……店の周りにソッチ系の奴らがいたりするし、店の看板とかも壊されてたからな。
店のおっちゃん達に迷惑をかけないようにって思っても、腕っぷしだけじゃもうどうにもならなくなってきている。
「相良?どうした?」
急に黙りこくった俺を心配そうに……そう、ナオちゃん心配してんだよ。
いきなりゴーカンしてハメ撮りで脅しつけて関係迫ってるのに、ちょっと物言いきついし冷たいけど俺のこと気にしてくれてんだよな。
「んー……ナオちゃんとどうやって遊ぼうか考えてた」
「なっ 大人しくしてると思ったらっそんなことっ……!俺はもう帰るから無駄なことを考えるな!」
さっさと立ち上がってしまうナオちゃんの腕を引いてバランスを崩してやると、ジタバタと暴れながらどすんってベッドに倒れ込んでくる。
だから、それを組み敷いてにっこり笑った。
「今日はちょっとオモチャも用意してて~」
「かわい子ぶっても駄目だ!第一そんなことに使う金があるなら身なりに使え!」
「えぇー……」
「もしくはちゃんとした部屋に住め!このアパートひどすぎるだろ!」
確かに。
階段なんか金属なのに踏み抜きそうだもんな。
なんでこの部屋の持ち主はこんな取り潰し決定みたいなアパートに住んでたんだか……部屋を見ても男の部屋にしてはキレイに使ってたから、もっとキレイな場所に住めばいいのに。
まぁ、大場商事のおっさんは持ち主は消えた?消した?って言ってたからもう聞くのはムリだろうけど。
「でも、ナオちゃんとえっちするには十分だろー?」
「もうしない!帰る!」
「明日ここから直接向かえばいいだろ?ナオちゃんの服はちゃんとハンガーに掛けてあるから皺になんかなってないし」
筋肉でぼこぼこしている表面をなぞりながら言ってやると、一瞬だけ「う」って言葉が詰まるから、マンザラでもないんだと思う。
ちょっと前までは終わったらすぐ帰ってたけど、最近はこうやって引き留めれば泊って行くことも増えて……
そうしてくれると、ナオちゃんの寝てる間に携帯電話とか漁れるってもんで。
「そん、そんなこと言ったって、仕事の段取りがあるだろう」
「朝早めに起こしてあげるから、な?もう一回抱かせてよ」
ちゅっちゅって、なんでこんなピンクなんだろうって乳首をいじってやると、ほっぺたがまた赤くなって可愛い。
恥じらい方がいいって言うか、今までの女達みたいに開き直らないって言うか。
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