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ひざまずいてキス 12
全身つるつるのすべすべだし……無駄な筋肉がついてるのはまぁ、あれだ、きっと体鍛えなきゃって思ってムヤミヤタラにダンベル振り回したりとか腕立てとかやりまくったんだろうな。
誰のために……なんて、ヤボなことを聞く気はないけどさ。
「 っ、さが……本当に、大神さんに迷惑かけることは 」
ただ、端々にその名前が出てくるのが気に入らないわけで。
「じゃあこれだけでも使わせてよ」
ベッド下の荷物の中から取り出したこけしみたいなものの電源を入れると、ぶぅん……て思いの外大きな振動音がする。
ひくって顔をひきつらせて後ずさったナオちゃんの足にそれを当ててやると、オオゲサなほど飛び上がって震えるから、ちょっと大神のことを忘れてくれたらなって思ってにやりと笑った。
振動に耐え切れなくなった声が、さっきからひっきりなしに上がって……
このアパートがここ以外使われてないってのが幸いだ。
「しー、ナオちゃん、近所の人見に来ちゃうよ?ドアのカギ忘れてたからさぁ、覗き込まれたらたいへーん」
意地悪でそう言うと、飛びかけた意識が一瞬戻ったのかひくりと体が跳ねて逃げようともがいてベッドに突っ伏した。
左手と左足、右手と右足を縛っているのを忘れていたのか、そうやって倒れてしまうと尻がむきだしになってなんだかとってもヒワイ。
ナニのトワタリだっけ?
そこに震えるオモチャを当ててやると、ひぃって悲鳴を上げながら身を捩って……
必死に逃げようとするのに、手足を縛られて逃げられないからもがいてもがいて。
ちょっと、ナオちゃんを掴まえてる気分になれて、いい感じだ。
「ゃ゛……や、っめぇ゛っ!ぅ゛っ 」
ヒクヒクして誘うみたいにこちらに向けられてる尻穴に、俺の先端を宛がうとひゅーひゅー聞こえる口から、呻き声が漏れてくる。
でもまぁ、止める気はないんだけどさ。
だってあったかいソコがちゅうって吸い付いてきて、俺のを欲しいって感じで飲み込んで行くし。
「────っ」
根元まで押し込むと、イってるのかナカがうねうね動いて搾り取るように絡みついてくる。
振動するオモチャをゆっくりと滑らせてナニの先端の方へ移動させると、怯えたように振り向いて唇だけがはくはくと動いた。
「ナニ?ここ好き?」
「────っ!……っ!」
先端の柔らかいとこに触れた途端、ナオちゃんの体が面白いくらいに跳ねて、千切れるんじゃないかってくらい締め付けてくる。
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