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乞い願い慕い犯す 6

 携帯画面に映っていたΩの顔を思い出しながら、扱く手にぐっと力を込める。 「────っ」 「さぁ、続けて」  杠葉の話題が必要以上に出なかったことに、彼は明らかにほっとしてみせた。  そのことに対して悋気を見せてもどうしようもないと言うもので……  何せ彼らにはαとΩと言う、私では理解することのできない部分で繋がっているのだから。  それを壊すことができやしないかと思いもするけれど…… 「お……ち〇 ぽを、こす……」 「どんな風に?」 「!?……ご、ごしごし……ぅあっ!」  彼がそう表現するならしょうがない。  力を込めて言葉通りの力加減で擦り上げてやると、痛みに耐えきれなかったのか彼の体が大袈裟に跳ねてけたたましい音が響く。 「ぃ、っあっ……や、め  」  手の中の性器がびくびくと跳ねあがり、逃げようとしているかのようだ。 「どうして?君はごしごしと表現したじゃないか」 「っ……ちが、……」  彼はぶるぶると震えながら、「こす……コスコス……こすって」と絞り出すように言う。  そう表現するならそれは彼の望みなのだろうと、その擬音語に相応しく柔らかな力で上下にリズミカルに擦り上げる。 「ぅ、あっあっ」 「それで?君のち〇ぽはどうなっている?」 「た、勃って……っぁっ」  可愛らしい亀頭から裏筋を通って玉袋へとなぞってやると、赤く熟れた先端からこぽりと透明な雫が溢れる。  力加減に注意しながらゆっくりと袋を揉みしだく。 「これは?ナニをどうされているのかな」  私の問いに彼はとっさに答えなかった。  袋、もしくは玉を揉まれている……と言う答えでは私が納得しないことを学んだようだ。   「ぁ……の……」 「ナニの詰まった?」 「っ!?」  ヒントを与えたと言うのに、彼の目は険しい。 「せ……せいし………ざ、ザー メン?」 「まぁいいか、ザーメンの詰まった?」 「き……たま……を、  」  わかりやすいように掌の上で転がして包むようにして刺激してやると、また先端からこぷりと雫が溢れる。 「揉んで……」 「君のおち〇ぽはどうなってる?」 「勃……っ、ば、バキバキに……か、たく、  っぁ゛!」  少し強めに扱いてやると日に焼けた喉が仰け反り、脂肪のない筋肉の筋の浮く腹がひくりひくりと上下した。  臍から緩やかに性器へと繋がる皮膚には、快感のためか緩く血管が浮かび始めており、どんどんと追い詰められて行っている様を私に伝える。  ちゅこちゅこと垂れた先走りが皮の隙間に溜まり、手が上下するのに従って粘つく水の音を響かせていく。    

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