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乞い願い慕い犯す 17

 Ωが他の性よりも優れているのはそこだけとは、よく言ったものだ。   「さぁ、もう言わなくともわかるよね?」 「え……」 「私はこれから君を犯し尽くすのだけれどね、前にも言った通りきちんと言葉で何をされているのか教えるんだよ」 「 は……そ、な……ぃぎっ!」  穿ちたい欲求のままに腰を押し進めると、彼から握り潰した蛙のような声が漏れる。  けれど、私が聞きたいのはそんな声ではない。 「ほら、早く」  ローションの粘つく音がぷちゅぷちゅと腰を引く動作と共に耳に届く。   「ん゛っん゛っ……ん゛ 」  悲鳴を漏らさないようにか、唇を噛み締めているために聞こえくる声はくぐもった音だけだ。  それは聞きたいものではないと、いらいらとしながら彼の尻の肉を左右へ広げる。 「や゛っ……」 「では、今何をされているのか?」 「…………しり……を、ひっぱられ……てっ」  時折言葉が鼻にかかったようになるのは、泣きそうになるのを堪えているからだろう。  端整な顔を覗き込んでやると、食いしばっているせいか頬の動きと、縁の赤い目が見える。 「その前にされていることがあるだろう?」 「ぃ……っ……」  私に一歩も引く気がないのは散々知っているためか、彼は拒絶の言葉を吐けないようだった。   「せっかくここまで来たのに、杠葉を守らなくていいのか?」 「っ……」  ふぅふぅと荒い息遣いが響く。 「しりに……あんた の、せいきが…… は、いって……っ」  言葉にして実感したのだろう、彼の目の縁から一滴だけ涙が落ちる。 「そんな言葉づかいを教えたかな?」 「……っお……おま〇こに、おち〇ぽが、は、はい……」 「誰の何に、誰の何が入ってて、どうなってるの」 「お、おれ」 「颯だろう?名前はきちんと言わなければ」 「は……はや ての、おま〇こに、あ、あんた……せ、先生、の、おち〇ぽが入って……」 「んー……私のち〇ぽと君の雑魚ち〇ぽを一緒くたにされるのは、ねぇ」 「ざ……こじゃ」  食いしばる口からの言葉に、「はは」と笑いながら股間に手を伸ばす。 「メススイッチ押されてあっさり勃ったこのおち〇ぽは雑魚以外の何ものでもないと思うのだがね」  そう言って確かに芯を持って立ち上がっているそれをゆるりと扱いてやる。 「ぅ、あ……ちが……っ」 「ああほら、私に扱かれてどんどん硬くなって驚くほどの雑魚さじゃないか。涎まで垂らしてはしたない」  先端の雫をにちゃにちゃと捏ねくってやると、見たくないとばかりに彼は硬く目を閉じて首を振った。  そんなことをした所で、逃げられるわけでもないと言うのに。  

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