368 / 714
乞い願い慕い犯す 24
「……杠葉……に、何か言ったのか?」
「うん?」
予想外の言葉に、ずっと伸ばしていた手を引っ込める。
「あいつが、ごめん、ごめんって、謝るんだけど」
「君が従順である間は約束は守ると誓っただろう?君が自分の代わりに私の雑用係にされていることに対して謝っているんじゃないのか?」
「……」
「今日もノートの回収を頼んだだろう?」
「……」
「私は誓ったことは守る。もっとも、君はどうか知らないけれど」
「俺だって、守る」
約束を?
杠葉を?
αなのだから弱い者を守らないとと言っていた父はあっさりと言葉を覆したけれど。
「では、選びたまえ」
そう言ってひたと見つめてやると、彼ははっとした顔をした。
「……っ……お、おち〇ぽ の、先端を、だえき……に塗れてぬらぬらしてる舌で、……っぁ゛、なめ、舐められ……て、……ぅ」
風が吹く度に、口の中の彼のち〇ぽがひくりと震える。
唾液に濡れて、風が吹くとたまらなく冷たく感じてしまうのだろう。
私のものを舐めるか、私に舐められるか選びなさい。
そう問いかけると彼はよりましな方を選ぼうとして、私に舐められる方を選んだ。
「真昼間に、青空の下で下半身むき出しておち〇ぽ舐められてるって言うのは、どう言う心境?」
「ぉ゛……ぁ゛…………っはず、かし」
「恥ずかしいのにバッキバキに勃起してるけど?君の雑魚ち〇ぽは」
「う……っあ゛っう、裏筋、をなめ……」
日焼けした肌を真っ赤に火照らせながら、下半身だけを乱した彼は私の与える刺激に悶えるように身をくねらせる。
「ぐ、ん゛……っぅ゛」
「ああ、明るいところはいいね。君の縮れた陰毛も、そこから伸び上がるち〇ぽも、真っ赤な先端も青筋も綺麗に見える」
「 や、めっ」
震えるほど羞恥に震えていると言うのに、彼の手は胸の前でしっかり握り込まれて動く気配はない。
ただ耐えるために力一杯拳を作っている。
「ここの ────苦い我慢汁も良く見える」
「っ!」
がぽ と喉の奥まで迎え入れると、初めての感覚なのだろう、呻き声のような悲鳴のような声を上げてあっさりと私の喉奥に射精する。
内臓と言う敏感な部分に熱いザーメンが叩きつけられる感覚は、ぞくぞくとした陶酔感をもたらす。
「はは、若いな」
ん と喉に絡む液体を飲み下すために咳き込みながら言うと、羞恥の震えは最高潮に達したように見えた。
「これ で、いいでしょう?帰らせてもらいます」
「何を言っているのかわからないのだけれど、一人出してすっきりして終わるのはいかがなものかと。君は杠葉相手にも、そんな風に独りよがりの愛撫をしているのかい?」
「な っ」
ともだちにシェアしよう!