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乞い願い慕い犯す 25
彼は言葉を失い、行き場のない怒りを堪えるように拳を震わせ続ける。
「さぁ、金網に背を預けて」
「は……?」
狼狽えた目が背後にあるフェンスを見た。
そこから離れているここなら校庭から見上げても気づかれることはなかったが、フェンスは見る人間が見ればわかってしまう位置だ。
「譲歩して背を預けてと言っているんだ。それとも校庭に向かってしがみつけとでも言おうか」
「……」
「どちらか だ」
しないと言う選択肢のない二択では、堂本はよりましな方を選ぶしかできず……
よろけるようにフェンスまで行って背中を預けると、膝を抱え込むようにして腰を落ち着かせる。
「そうじゃないよね。君はこれからどうされるんだっけ?」
「ぇ……ぁ あお、青空、の……下、で、大股広げて、尻……アルファおま〇こを、せ、先生に、がばがばになる、まで、犯して、も、もらって……ぶ ざま、しゃせ ぃを、しま す」
「行動が伴ってないね」
私の言葉に、彼は火にでも触れたように肩を跳ねさせ、それからじりじりと膝を開き始める。
日に焼けた部分と、そうでない部分、それから先程まで舐め回されていたために濡れて艶をみせる部分が露わになって、羞恥に彼は泣きそうになっていた。
「どこに何で、どうなるんだっけ?」
「くっ……ぷ、ぷっくりやらしい肉の盛り上がった、おま〇こに先生のおち〇ぽ様を咥え込んで……、め、メススイッチ突かれながら、おち〇ぽ……み、ミルクを……出した……」
「へぇ!君はそんなことをして欲しいんだ」
「……は?」
下半身がむき出しのせいか心細いのだろうか?
シャツを握り締めながら縋るような目がこちらを向く。
「私はそこに座るように言っただけだけどね」
「────っ」
途端、彼の肌と言う肌にさっと朱が差し、わなわなと震える唇が言葉を紡ぎそうになる。
けれど、碌な言葉がでないまま、彼は項垂れてしまった。
「そうか、君の願望は青空の下で私に犯されて射精することなんだね」
「違う! 俺はてっきりっ」
「てっきり?」
「……っ」
ぶる と体を震わせて、彼の足が閉じて行く。
「私の咥内を犯すだけじゃ物足りなかったのかな?」
「そ な、わけない」
「人の喉に無遠慮射精しといてその態度はないだろう?」
言葉を詰まらせた彼は言い返そうにも何も言えないようだ。
「うーん……君の願いを叶えてやりたけど、今日は掃除がまだだろう?」
その為の浣腸を受け取りに来たのだから。
「ここで腸の中身をぶちまけてセックスするのと、私が達するまで舐められるのとどちらを選ぶ?」
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