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乞い願い慕い犯す 28

 私のモノは、彼の痴態を堪能したせいで今にも爆ぜそうなほど血管が浮き上がり、恥ずかしながら下着を先走りで汚してしまっていた。  それを引きずり出して彼の目の前で緩く上下に擦ってやると、唾を飲み込んだのか彼の喉がひくりと動く。 「さっき私がしたように舐める?」 「 !?」  ぐい と汁を滲ませた先端を端整な顔に擦りつけてやると、まるでナメクジが這ったかのように美しい曲線を描く頬にぬらぬらとした筋が描かれる。  嫌悪に眉間に皺を寄せながら、それでも彼の口がゆっくり開いて舌が差し出されて…… 「私は尋ねただけなのだけれど、そんなに舐めたかったの?」  はっと見開いた彼の泣きそうな両目が青空を映して、美しく美しくきらきらと光って見えた。 「バター犬みたいに舌を突き出して自分から舐めようとするなんて、堂本はえっちな子だなぁ」 「そ、ちが……だって、命令かと  」 「おち〇ぽ様の匂いを嗅いで欲しくなっちゃったのかな。昨日ロストヴァージンしたばかりなのに、もうそんなに淫乱になるなんて、堂本は本当に才能があるよ」  私の「はは」と短い笑い声に、悔し気に顔を背ける。 「ほら、言葉を続けないと!君はさっきどうしようとした?どう言う状態で、どう思った?」 「っ……せ、先生、のおち〇ぽ様、を頬につけられて、にお、臭いを、嗅いで……舐め  」 「どうして舐めようと思ったの」 「? い、言われ……ぁ゛っ!」  ぺちんと熟れたプラムのような先端を指先で弾くと、「言われたから」と告げようとした言葉が消えた。  私が聞きたいのはそんな言葉ではなく、問いかけられたのに従順に舌を出そうとした行動を起こした心が聞きたいのだ。 「ただ、言われたから、した?」 「ぅ゛……っそ、したら……早く、出……早くおち〇ぽ様から孕み汁を出して、くれると 思った、から」 「精子いっぱいの孕み汁、君はどこに欲しかった?」  その問いかけに、彼の顔は奇妙に歪む。  口の中でも、顔面でも、腹の上でも、ナカだとしても、私に種付けされるのはそのどれもが屈辱なのだろう。 「イく時にそこに出してあげるから」  彼の眼前で緩く扱きながら、溢れる我慢汁を肌の上にぽとぽとと落とす。  困惑の表情は今にも突き崩れて泣いてしまいそうにも見える。  泣いて許しを請うか?  それとも、もう嫌だと言うか?    彼は、いったいどこまで高潔なαでいられるのだろうか? 「ああ、それとも杠葉のガバガバなオメガま〇こに種付け射精して欲しい?」 「なっ   」  ぎりり……と食いしばった奥歯が立てる音が聞こえる。

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