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初雪**この想いを淡雪にのせて(22)

 もう絶対諦めなきゃって思っていた。  叶わない恋だって思っていたのに。  こんなの、信じられない……。  涙を引っ込めたくてまた袖で瞼をごしごし擦る。 「ああ、もう。せっかくの可愛い顔が傷だらけになってしまうでしょう」 「可愛くなんてない……」  泣きながら反論したら―― 「だから擦らない……」  ぱふん、と音を立ててぼくの体が強く抱きしめられた。  体はもう冷たくない。優しくてあたたかな……。  あるのは大好きな人の体温だけ。 「雅さん、好き……うぇぇっ……」  泣きながら告白すれば、真っ白い歯を見せて笑った。  それは今まで見たことがない綺麗な笑顔だった。  ひらいた目に写るのは、木々に飾られ、キラキラと輝くイルミネーション。純白の天使の羽のように舞い降りる淡雪。  そして、ふんわりと笑う大好きな人。 「好きだよ、サクラ。君の泣き顔もすべて俺のものだ。他の誰にも渡さない」  告げられたクリスマスプレゼントは、クリスマスケーキよりも甘い言葉だった。 ☆*::*:☆MerryXmas☆:*::*☆

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