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風呂で想像していたこと 1

それから兄が帰ってきた頃にはすっかり疲れ果てており、縄を外しても抵抗してこないことをいいことに、下男数人連れて、一緒に風呂に入ることにした。 身体を洗う為に下男の一人から鍵を受け取り、貞操帯を外すと、弟は腕の中で小さく呻く。 「可愛い声を出して。そんなにもシたいの?」 「·····ぁ··········う·····」 ずっと叫んでいたせいか喉は枯れ、言葉が発しにくかった。 その言葉にもなっていない返事に兄は、シたいと思ったらしく、「葵の中にしっかり咥えこんでいるこれを取って、ベタつく身体を洗ってから、シようね」と鏡の方へ向かれていたのを碧人に向き合う形にさせられる。 昨日は浴衣を着たままであったため、このように裸の兄を見るのは何年ぶりだろうか。服を着ていたのでは分からない、意外と筋肉が付いていることに驚かされ、自分もこのように付けたいと思いながら、まじまじと見てしまう。 「葵。僕の裸を見てどうしたの。穴が開くほど見なくてもこれから毎日、飽きるぐらい見るよ」 「··········っ」 それはお風呂を共に入る以外でも、昨夜のように毎日身体を重ねるということなのか。 途端、ボッと火がついてしまったのではないかというぐらい顔が熱くなったのを感じ、いたたまれなさで目を逸らすと、ふふっと兄が笑った。 「わ、笑わないで·····!」 「だってそんなにも顔を赤くして。何を想像していたのかなって」 「な、何も想像してな──あっ、」 後ろに挿れられていたモノを少し引き抜いたようだった。それだけのはずなのに、前が半勃ちしてしまうぐらい過剰に反応をし、碧人の肩に顔を埋めた。 「おかしいな。葵ってこんなにも僕の言うことを反抗する子だったっけ。やっぱり学校で悪いことを教えられたんだね。なおさら外には出させられないな」 「あっ、や、やだっ、やぁ!あっ」 言いながら、徐々にゆっくりと引き抜き、あともう少しで抜かれるかと思えば、一気に戻されたり、出し入れをされたりした。 そのせいか、自身のが膨れ上がり、今にも出しそうなぐらい赤くして震えていた。 我慢できない。

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