68 / 167

第68話

 7ー8 当たってる!  ロイは、俺がいくのを見届けると、俺の両膝を掬い上げ俺の胸へと押し付けた。  わゎっ!  俺は、決して見られたくはない場所をロイに暴かれて羞恥に頬を熱くした。  「いや、だっ!見ないで!」  「なぜだ?セツ」  ロイに問われて俺は、余計に頬が、全身が熱を持ってくるのを感じていた。  「あっ・・そこ、恥ずかしい・・」  「そこって」  ロイが俺の露にされている後孔に指を這わしてきた。  「ここ、か?」  「ひぁっ!」  俺は、シーツを握りしめて体を捩った。  つぷっ、とロイが指先をそこへ入れてくるのに、俺は、恐怖のあまりぷるぷると震えて堪えていた。  「怖いのか?セツ」  俺は、ロイに問われて頷いた。  あのスマホ女神に痛み耐性とかのスキルを貰っていたけど、それでも怖かった。  ロイは、俺の中へと何か柔らかくってプヨプヨしたものを押し込んだ。  「ふぇっ!な、何?」  「安心しろ。これは、こういうときによく使うジェルスライムだ。お前のここを浄化し、痛みを麻痺させ、快感を与えてくれる」  マジですか?  俺の中へと潜り込んでくるそれに、俺は、無言で堪えていた。  その間も、ロイは、俺のものを掴み、鈴口を爪で責めてきて、俺は、2回、3回と続けざまにいかされた。  4回目には、もう出るものもなくって、でも、まだいきたくって。  俺は、びくびくっと体を痙攣させて堪えていた。  ロイは、そんな俺に告げた。  「そろそろ、いいか?」  はい?  俺は、涙目でロイの方を見つめた。  ロイは、俺のそこへと熱い昂りを押し当ててきた。  「いくぞ、セツ」  「はいぃっ!」  俺は、声を裏返していた。  「お手柔らかにっ!」  「任せろ」  ロイは応じると俺の中を押し開いて入ってきた。  「あっ、あっ・・大き・・」  「力を抜いてろ、セツ」  ロイは、俺の中へと押し入りながら囁いた。  「お前、固すぎ、だ」  「は、はいっ!」  俺は、必死に力を抜こうとしたけど、そこに入ってくるロイのものをぎゅっと締め付けずにはいられなかった。  「はっ・・セツ、そんなに絞めるな」  「んぅっ!む、りっ!」  「仕方ないな」  ロイが半立ちになっている俺の前に手を伸ばしてゆるゆると擦り始めた。  「ふぁっ、ぅっ、も、でるっ!」  俺は、気持ちよさに身をくねらせた。  その瞬間に、ロイのものが俺の中へと侵入してきた。  じゅぷん、と奥までロイがおさまる。   「あっあ・・」  体の奥を貫かれて俺のものは立ち上がったまま、だらだらと透明な露を垂れ流していた。  いきたいのに。  俺は、苦しくって。  「あっ、も・・いきたいっ!」  「セツ」  ロイが俺の頬にキスを落とした。  「動くぞ」  「はいぃっ?」  ロイが俺の中で抽挿を始める。  ずちゅずちゅっと何かが俺の中で暴れているのを俺は、感じていた。  「あっ!も、奥、だめぇっ!」  俺は、涙を流しながら何度も何度も達していた。  ロイが感極まった様に呟いた。  「もう、私も、いきそうだ」  「いってっ!」  俺は、夢中で叫んでいた。  「俺の中で、一緒に!」  「セツ、いくぞ」  ロイのものが一段と大きく固く膨張すると次の瞬間、俺の体の奥で熱いものが迸った。  「ひぁっんぅっ!当たってるぅっ!奥にっ!」  「セツ!」  ロイがびくっと体を震わせた。  俺は、身体中拡がっていく熱を受け止めながら意識が遠退いていくのを感じていた。

ともだちにシェアしよう!