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第166話
16ー2 いっちゃう!
飢えた獣のような口づけに俺は、すっかり翻弄されて、いつしか、自分からロイの舌に舌を絡めていた。
「んっ・・ふっ・・」
ちゅくちゅくっというくぐもった水音に、俺は、全身が火照ってきて。
ロイは、俺の胸の突起を指先で弄りながらキスを続ける。
捻られ、転がされ徐々に尖ってくる俺のそこにロイがぱくっと吸い付く。
舌でピチャピチャと舐められて俺のそこは、赤くぷっくりと膨れてくる。
「なんて淫らなんだ、セツは」
ロイは、呟きながら俺の下半身へと手を伸ばした。
「ここも、もう」
「あぁっ、んっ!」
ズボンごと下着も下ろされ俺のすでに固くなったものがぴょこんと飛び出してくる。
「ああ、こんなに濡れて」
ロイは俺の先走りに濡れた先端に爪をたてた。
「ひゃんっ!」
俺は、体を跳ねさせた。
「やっ!やっぱ、ここじゃ、いやだっ!」
涙目で見上げる俺をロイは、暗い欲望をたたえた瞳で見下ろしていた。
「ダメ、だ、セツ」
ロイは、俺を机の上にうつ向かせると俺の腰を掴んだ。
「はぅっ!」
急に冷たい香油を尻にたらされて俺は、びくん、と体を強ばらせた。
ロイが俺の先走りに濡れた指をそこに入れて中をかき乱す。
すぐにいいところを擦られて、俺は、堪らずロイの指をくいしめる。ロイは、指を抜くと、俺の後孔に熱い屹立を押し当て一気に俺の体を貫いた。
「あぁっ!」
ロイは、俺を貫いたまま俺を抱えて執務室の椅子へと座り込んだ。
ずくん、と奥深くまで穿たれて俺は、喘いだ。
「あっ・・こんな、深くしちゃ・・」
「大丈夫だ、セツ」
ロイが耳元で囁くと俺の両足を開かせ抱え込んだ。
「ひぁっ!」
より深く突かれて俺は、ロイの首もとへと腕を回した。
「だ、めっ・・お腹の赤ちゃんが」
「ミオにきいたらもう安定期だから、少しぐらいなら大丈夫だっていっていたぞ」
ロイが俺を下から突き上げながら俺の耳を舐めた。
甘い痺れに思わず俺の中のロイを締め付けてしまう。
「そんなに締め付けちゃだめだ、セツ」
「でもぉっ!」
俺は、涙の混じった声をあげた。
「も、だめぇっ!いくっ!いっちゃうっ!」
俺は、ロイに突かれて白濁を放った。
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