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食べたい
いちご飴を嬉しそうに食べている愁哉は次に食べたい物を見つけ俺の手首を掴むと何も言わずに歩き出す。
「何?今度は何が食べたい。」
「イカ焼き!」
「もうすぐ花火が始まるから他に何か買うか?」
「なら、イカ焼きの隣にあるお好み焼き買う。後は飲み物買ったら花火が見える場所行こう!」
「分かったから、手首を放せよ。」
「うん。離れるなよ。迷子になるからな!」
「それは、愁哉の事か?俺は迷子にならない。」
「違う!俺も迷子になるわけない!」
俺の言った事にプンスカと怒りながらイカ焼きの屋台に向かって歩き出すが俺が付いてきてるかをチラチラと見て確認している。
そのチラ見が可愛く思える。
心配するな俺は愁哉が何処にいても見つけ出せる自信があるし見逃したり離れたりしない。
きっと俺から離れるのはお前だ愁哉。
俺の気持ちを知ったらこんな風に一緒には居れないだろう?
愁哉。
「アチっ!恭弥、これ持ってよ。」
「お前、お好み焼き2つ食べるのか?」
「ふはっ?ちがっ・・・恭弥の!」
「食うか喋るかどっちかにしろよ。でもありがとうな愁哉。」
「うん。」
イカ焼きを頬張りながら笑う愁哉。
なんだかエロいような?
ヤバイ!
俺の理性が壊れていきそうです。
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