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第22話

俺の性器の先端が空が拡げている穴に当たると、キュッと固くなって俺を追い出そうとでも言うようにすぼんだ。 「おい、空!これじゃあ、入れられねえよ!体の力抜けって!」 「そんな事、言われても……体が勝手になっちゃうんだ……じゃなくて、です。」 ぐっと腰を近付けるが、俺を固辞するようにすぼめた穴はまったく俺を受け入れようとしない。イラつく俺を見て再び怒られるのを恐れてなのか、懸命に空の手が穴を拡げようとする。 「ごめ……っなさい!今、拡げる……から、ごめんなさい!」 「いいよ。空、大丈夫だから。そんな風に怖がるなって!な?」 頭を撫でると、安心したようにうんと小さく頷く。少しリラックスする体。俺はその瞬間を狙っていた。固くすぼんでいた穴はそれでも弛んではいなかったが、無理矢理ミチミチと音を立たせて自身を捻り込んだ。 「いっ……あーーーーーーーーーーっ!!!!!」 長い絶叫が食堂の壁に反響する。 「はっ!いい声だな!空、どうだ?俺の味。ん?」 「あっ……やめ……動かな……いで……やだ……やだぁ!!!」 うつ伏せのまま、俺から逃げようと手足をばたつかせる。 「おい! 何やってんだよ?!」 ぐいっと髪を掴んで頭を上げさせると、頬に歯を立てた。 「やだぁ!」 ちょっとふざけたつもりで歯を当てただけなのに、軽いパニック状態になっているのか、空は怖がり痛がって手がつけられないほどに手足をばたつかせた。 「くそっ!仕方ねぇな!空!聞けよ!いいか?俺の精子をお前の中にぶちまけて、うなじを噛んだらそれで終わりにしてやる。おい!聞いてるのか?だから、もう少しだから我慢しろって!」 背中から優しく抱きしめて、少しだけ腰を動かす。 「痛いっ!やだ!痛いーーーーっ!」 ブンブンと頭を振って嫌がる空にキレそうになるのを我慢して諭すように囁く。 「痛くても動かさなきゃ精子が出られないだろう?出られなきゃ、お前はずっと俺のを中に入れっぱなしでいなきゃなんねぇんだぞ!嫌だろう?だからさ、さっさと終わらせる為にも、少しだけ我慢しろって!な?」 俺の話に、グスグスと鼻を鳴らしつつもようやく分かったと頷き、でもあまり痛くしないで欲しいなんて涙目で可愛いことを言うもんだから、ついタガが外れた。 「っかやろう!俺が我慢してやるってわざわざ言ったのに!んな事、言われたら我慢できなくなんに決まってるだろうが!?これは空が悪いんだからな!いいか?俺は優しくしてやるつもりだったんだからな!」 「え?何言って……やだ!激し……っのだめって!ダメ!痛い!痛いーーーーーっ!!」 痛い痛いと泣き叫ぶ空を無視して、俺は腰を激しく動かした。それでも、一応は空の感じるところを突き、擦り続けるだけの優しさはあった。 「痛いだけじゃないだろう?ほら、少し落ち着けって!落ち着いて、俺を感じろって!空?」 うつ伏せの体を仰向けにして俺と目を合わさせると、少しだけ落ち着きを取り戻した空が俺の言う通り痛みを我慢する。そうやってしばらくすると、自分の中から湧き起こってくる気持ち良さに気が付き始めた。 「え?何これ?んっ!なんか……声が……んんっ!あ……そこ!あぁああっ!陽!そこぉ!」 「ん?ここだろう?ここをこうやって擦るとさ、ぞわぞわってするんだろう?それとここはこうやって少し強目に突いてやると……」 「あああああっ!声!出ちゃう!もっと!もっと突いて!陽ので、陽のちんこで俺のそこもっと強く突いて!」 ぎゅうっと背中に腕を回して俺の腰を密着させようとする空に少し驚くが、これがヒートってやつかと思い、言われた通りに激しく腰を突き動かす。 「そこぉ!もっとぉ!もっと強く突いてぇ!陽!陽!」 激しく喘ぎながら俺の背に爪を立てる。その痛みすら分からないほどに、俺も空もまるで獣のように腰を動かし続けた。 「イくぅ!陽!噛んで!うなじ、噛んでぇ!」 空に言われるがまま、空の体をうつ伏せにするとイく寸前まで腰を激しく動かし、ぐぐっと空の腰にくっつけながらうなじを舌でぺろっと舐め、歯を立てる。ギラっと尖った歯がうなじを突き破るのと同時に俺は空の中に初めて精子を流し込んだ。

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