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第7話

四季は諦めたのかな?全部話してくれた。 辛い仕事のこと。 生きていることが辛いこと。 自分へのお仕置きであるリストカットのこと。 毎日隠れて吐いていること。 薬が効きにくくなってきたこと。 いっしょに暮らす前から体調がずっと悪いこと。 俺に話しているその間もずっと自分を責め立てる後悔を言っていたんだ。 「血反吐を吐くまで頑張って、頑張って、頑張ってそれでも駄目だったんだよ?」   「吐いて、吐いて、吐いても楽になれなくて、切って、切って、切っても楽になんかなれないんだ。」 どんなに自分にお仕置きしても罪悪感がなくならないって。楽になるのにまだ足りないんだって。四季に悪いところなんて一つも何処にもないのに…。  四季は、泣きながら話してくれた。もうしないって言ってくれた。そして、話を聞いてくれてありがとうって。こんな時まで人のこと考えてて、四季らしくて泣いてしまった。      その日から、四季は俺のいないところに何度も何度も行こうと繰り返した。

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