なんで？ なんで、こんな事になってんだよっ！？ 「んっ、アアッ……！ま、待って！やめっ…、やめろ馬鹿！！」 ベッドの上で全裸に剥かれた咲也は真っ赤な顔で渉に組み敷かれては脚を広げさせられ、臀部の奥の蕾を二本の指で掻き散らされていた。 更に、弱い箇所を発見したと喜ぶ渉にひたすら耳を舐めたり吸われたり愛撫を繰り返されている。 「咲也、こっちとこっちどっちが気持ちいい？」 耳元で囁くように聞いてくる質問は前立腺を押し潰す動作と引っ掻く動作だった。 「あっんンッ！ヒィぅ…、やっやっ……」 どちらも頭の芯が痺れるように電流がビリビリ流れて、咲也は顎を反らせて泣き喘いだ。 「どっち？答えて」 グリグリと指の腹で圧をかけるように、ぷっくり膨らむ一点を押し潰され、咲也は体をビクビク跳ねさせて渉に抱き着いた。 「あっひぃっ、イ、イくっ！それ、ダメッ…ぁッ……」 ギュッと、しがみつく手の力を強くすると同時に咲也は後ろの刺激のみで達してしまった。 荒い呼吸を繰り返し、余韻に浸るなか、渉に顔中キスの雨を降らされて優しく抱き締められた。 渉はベッドヘッドの引き出しを開け、コンドームを取り出すと惚けた咲也へまた一つキスをして、そそり勃つ自身のものへとゴムを装着した。 準備が整うと、咲也の足を腕に担ぎ渉は熟れた蕾へ一気に自身を捩じ込む。 「ッィアァーーー！」 まだ呆然としていた咲也には強過ぎた刺激だったらしく、最奥まで一気に貫かれた衝撃に目の前に火花が散って、体が軽く痙攣を起こした。 「ヤッバ…。すっごい気持ちいい……」 絡みついてくる咲也の内壁に渉が吐息と共に感想を述べる。 咲也はパクパクと口を開け閉めするだけで、奥の壁に擦り付けられる先端に神経を擦り削られる気がして、恐怖に慄いた。 「ここ？怖い？」 涙に濡れた怯える瞳が可愛くて、渉は意地悪く腰を揺らして壁をコツコツ叩くと、咲也の悲鳴が上がった。 「アァーーっ、はっ、アッ、ヒィ！やっめ、あた、当たったるっ、当たってるーーー！」 背中に回された手でバリバリ爪を立てて引っかかられ、渉の眉間に皺が寄る。 その仕返しとばかりに今度は捏ねるように壁を刺激すると、咲也のものが再び弾けた。 「ィぐぅっ！あっあっアァーーー……、い、イッてるっ！わ、たるっ……」 助けてと涙声で名前を叫ばれ、渉は満足そうに微笑むと、そのまま震えては跳ね続ける体を抱き締めて本格的に腰を振った。