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第3話 彰、契約書へのサインと乳首調教。

ー可愛い子ねぇん♡  目の前で女性の声がした。甘ったるいけど、どこか優しい声。 それに、ふわふわしているけど誰かにしっかりと抱かれている。逞しい腕が自分を抱えているのが分かる。 ーあなたのお名前は?  また女性の声がした。 この声に、言わないとと思って口が開いていく。 アキヤマ、ショウ・・・。 ーショウ?ショウちゃんねん♡  ショウちゃん。今を以って、あなたは淫魔王アルカシスの#性奴隷__ペット__#ちゃんになるのよぉん♡  あなたは、アルカシスの#性奴隷__ペット__#ちゃん。さぁ、ショウちゃん。アルカシスの隣にあなたのお名前を書くのよぉん♡  ボードとペンとボードに挟んでいるのはA4サイズ一枚の白い紙。 既に一人達筆な直筆があった。これが誰か分からない。でもこの甘い声を聞いてしまうと、書かないといけないと思ってしまう。  隣の誰かにペンを渡された。 彰はペンを受け取ると、その達筆なサインの隣に『秋山彰』と記載した。 すると隣にいる誰かが笑っている。 ーこれで君は私の#性奴隷__もの__#だ。  意識が遠のいていく。 その言葉を最後に、彰は意識を失った。 *   *   *  彰は身体がくすぐられる感覚を感じてくすぐるその手を退けるように身じろぎをした。 しかしその手は諦めてくれない。それどころか、彰の下腹部に手は移動し、指で恥骨を優しくマッサージされている。 「う、うぅん・・・」  意識がまだ浮上できない。 変な感じは分かる。手がその下の彰自身に指を絡め根本を掴んだ。冷たいその手の感覚に意識を急上昇させて飛び起きた。 「なっ、何っ・・・一体」 「起きたかい?ショウ」  呼ばれて隣を見ると、美しい銀色の長髪を垂らした裸の男が自分と添い寝するように寝ていた。 起きた彰を見て彼は微笑む。どうして自分の隣にこんな裸の男がいるんだ。 驚いた彰は、彼から離れようとするがすぐに彼に腕を掴まれた。 「起きたのならこちらに来なさい。今日から君の調教をスタートさせるよ」 「ちょ、調教・・・?」  起き抜けでは理解ができず彰は困惑した表情を浮かべた。目の前の男は確かアルカシスと名乗ったのは覚えている。 でもなぜ彼は裸なんだ?そして自分もどうして裸なんだ? 困惑した表情を浮かべいる彰を見て、アルカシスはサイドテーブルに置かれていた一枚のA4サイズの紙を彰に見せた。そこには『主従契約書』と日本語で書かれており、さらに彰の直筆で『秋山彰』と書かれている。 「なっ、何だよ、これ・・・」 契約内容に、彰は青ざめた。 【主従契約書】 今この時をもって、私ショウ・アキヤマは淫魔王アルカシス様の従順なる性奴隷に堕ちる事をここに誓います。アルカシス様の愛情溢れる調教を是非私めに施し、貴方様のための性奴隷にお仕上げ頂きたく存じます。 ー主人 淫魔王アルカシス ー従僕者 秋山彰  確かに、契約書には彰のフルネームで直筆されている。彰が事実を認識したと判断したアルカシスは、契約書をサイドテーブルに戻すとそのまま彰の腕を引き自分の身体と密着させる。 彼のムスクの甘い香りが彰の鼻腔をくすぐる。彰を抱きしめたまま、アルカシスが言った。 「今見た通り、契約により君は私の性奴隷になった。これから君を私に相応しい#性奴隷__ペット__#に仕上げてあげよう。さぁ、ショウ。まずはこの可愛い乳首から可愛がってあげるよ。もう一度ベットに横になって」 「いっ、イヤだ・・・!あっ」  アルカシスに怯える彰はそのまま彼に押し倒される形にされてしまう。彼の秀麗な顔が目の前に迫って、見惚れたいのに今彼が感じているのは主人と言うアルカシスへの恐怖だった。ガタガタと彰は震える。 「ショウ。主人を拒否してはいけない。まずは主人の命令には絶対服従だ。 ーーいいね?ショウ」  アルカシスの緋色の瞳が彰を見つめる。そのまま彰は彼から視線を逸らす事ができず、彼と見つめ合う形になった。 「もう一度言うよ。ショウ。主人を拒否してはいけない。まずは主人の命令には絶対服従だ。いいね?ショウ」 「はい・・・アルカシス様」  アルカシスの言葉に彰は従順に頷いた。押し倒された彼は手足を脱力させ、彼に全てを委ねる。 「お利口になったね。じゃあ、この可愛い乳首を優しく育ててあげるね」 「あっ、ああ」  アルカシスはそのままパクッと彰の右側の乳首を口腔内に含むと短く吸いながら刺激していく。 チュ、チュ、チュ、チュ チュチュチュチュチュチュチュ 「あっ、ああ、あっ、やっ、んぅ、あっあっあっあっ」 チュチュチュチュチュチュチュ  乳首を吸われる感覚に彰は身体をわななかせた。乳首にチュウ、と吸われる感覚とアルカシスの歯と舌の刺激が絶妙で、彰を快楽の波に引きづりこんでいく。 チュチュチュチュチュチュチュチュ 「あっあっあっあっあっ」 チュチュチュチュチュチュチュチュ 「あっあっあっあっあっ」  一度アルカシスは右側の乳首を離すと今度は左側の乳首を口腔内に含ませて同様の刺激を送っていく。空いた右側の乳首は彼の長い指がクリクリと摘んだり引っ張ったりを繰り返している。 チュチュチュチュチュチュチュチュ クリクリクリクリ、キュ、クリクリ 「あっあっあっ、ああ!」  ビクッと、彰自身が乳首の刺激を受けてムクムクと立ち上がり、下腹部に先端がくっ付く程に勃ち上がった。 アルカシスは勃起した彰のペニスはそのままに、両方の乳首の刺激のみに集中する。 ビクン、ビクン!  彰の腰が乳首からの刺激に腰を浮かせる。続ける刺激に彰は口から唾液を垂れ流し、目尻に涙を浮かべていた。 気持ちいいのに、苦しい。  苦悶する彰の表情をちらっと見たアルカシスはフッと口端を吊り上げた。 最初の調教過程としては、上々な悶え方だ。  アルカシスは両方の乳首の刺激をさらにスピードを上げ、彰を昇り詰めさせていく。すぐ、彰のペニスがビュルッと精液を吐き出した。 「あっあっあっ、ああぁあー!」  精液を吐き出すと、彰の瞳に感情が戻った。気怠さとあの独特の匂いが自分がイッた事を嫌でも理解させた。 「乳首は的面だったね、ショウ。もしかして乳首が性感帯だった?」 「うるさい・・・!」 恥ずかしい。こんな男でイッてしまうなんて・・・。  アルカシスは次は彰の膝頭を掴むとそのままM字型に足を固定させた。すると彼は自分のモノを彰の後孔にピタリと押し当てる。突然迫られる性交にイッてすぐの彰は窄んだ後孔の入り口に当たるモノに恐怖からガクガクと身震えた。 「ショウ、初めてだろ?よく覚えておきなさい。愛する主人のこの形を」  彰の腰を引き寄せたアルカシスはそのまま彼の後孔に自身をねじ込んだ。 「ああああっ!」 *   *   * 「ああ、やっ!やめっ、あ!あっ!いい、っ!」 ズンズンズンズンズン  アルカシスの腰の動きは容赦なく彰の奥が穿つ。何度も同じ所を突かれる度、彰の腰に激しい電流が流れていく感覚を感じた。 「ああぁ、あっあっあっ、やぁ、や、めっ」  腰に来る電流に耐えながら、彰はやめてほしくて彼の逞しい腕に手を伸ばす。しかし力が入らず、アルカシスに揺すられる度腕はベットのシーツに落下してしまう。 アルカシスも限界が近いのか、彰の腰を強く掴んで彼の腰の動きを加速させていく。 「ああぁ、あっあっあっ、やぁ、や、めっ」 「くっ、ショウ・・・、これが主人との、最初のセックスだよ。この快感を、よく覚えておくんだ・・・うっ」 「ああ、うっ!んっ」  アルカシスが一言唸ってすぐ、彰の胎内に熱い迸りが拡がったのを感じた。アルカシスが達したと同時に仰け反ったまま彰もビュッと精液を排出させ、さらに気怠くなった身体に睡魔が襲う。 「あ・・・あ」  アルカシスと繋がったまま彰は自失し、彼が眠っだ事を確認したアルカシスは、ゆっくりと自身を抜いた。 「ショウ、後7日だ。後7日で君は私の#性奴隷__ペット__#になるんだ。絶対に逃がさない。君が完全な奴隷になるまで、とことん堕としてあげる」  彰の目尻から涙が溢れ落ちた。 後7日。 調教の日々は、始まったばかりだ。

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