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3 アルカシスの部下達【彰、過去を忘れて淫らに堕ちる。】

「逃がす気はないよ、ショウ。君が私に過去の境遇を話すなんて驚いたが、ならば尚の事私の性奴隷(ペット)として、快楽だけを求めて淫らに善がる雌犬に変えてあげる」  アルカシスは彰の腕を掴んだまま横抱きにすると、長テーブルに彰を横たわらせた。 「あっ・・・アルカシス様っ、何を」  何をされるのか分からず、彰は両腕を抱えて震える。怯える彰に、クスッとアルカシスは嗤った。 「大丈夫。怖い事なんて君にはやらないよ。むしろ・・・」  アルカシスの言葉を合図に、食堂の柱からそれぞれ数人の美しい男達が現れた。 「ーー私達は、君に気持ち悦い事しかしない」 「ーーっ」  アルカシスの不気味な雰囲気と彼の背後から現れた男達は、みな一様に彰を見て嗤った。その笑みに禍々しさを感じた彰は身じろぐが、すぐに左右の上下肢を部下の男達に一人ずつテーブルに押さえつけられた。押さえつける力は強く、反射的に彰は身じろぐがびくともしない。 「あ・・・アルカシス様、この人達って・・・」  押さえつけられて彰は怯えながらアルカシスに尋ねる。 「ショウは彼等は初めてだったね。一人ずつ紹介してあげる」  アルカシスは彰の右上肢を押さえる藍色の髪をした美丈夫の男を見た。 「彼はグレゴリー。私の側近の一人で、私の秘書だ」  アルカシスはそのまま順次紹介する。  彰の左上肢を押さえる赤色の髪の男はイヴァン、右下肢を押さえる黒髪の男はアレクセイ、左下肢を押さえる金髪の男はニカライ、そしてアルカシスの背後で絞り袋を持って控えている灰色の髪の男はユリアンという。全員、あの儀式の時姉のエリザベータと参列していた者達だ。 「みんな君と私を祝福してくれたんだ。今回は、その礼を兼ねて全員で彰を美味しく頂く事にしたんだ」  アルカシスはユリアンからクリームがたっぷり詰まった絞り袋を受け取ると、これ見よがしに彰に見せつけた。 「ショウは、ケーキプレイを知っているかい?人間の身体をケーキスポンジに見立て、クリームや苺を乗せてデコレーションして楽しむそうだ。これに詰まっているのはショートケーキに使われるクリームと同じ物だ。今から君は、私達の美味しいケーキになるんだよ?」  アルカシスは、まず彰の右の乳首に絞り袋の口金を定めると、ニュルニュルとクリームを彰の右乳首に落とした。 「ひゃ!ううぅんっ!」  落とされたクリームに彰は驚いて腰をビクつかせるが、すぐにアルカシスが右乳首に落としたクリームをペロペロと舐め取った。 「甘くて美味しい。すぐにショウも感じただろ?」  乳首を舐めて彰を見つめる彼は、恍惚の表情を浮かべているのに、禍々しい雰囲気を放っている。 「たっ・・・」 ーー助けて。  そう言葉を発したいのに、彰は喉元が詰まったように言葉が出なかった。抵抗する事も逃げる事もできず、ガタガタとアルカシスや彼の部下に震えるしかなかった。  彼のその雰囲気が彰は怖くて苦手だからだ。調教時、彼は完全な支配者として慇懃に振る舞うが、時として彼は完全に獲物を食う捕食者のように雰囲気が一変する。今のアルカシスは、まさに獲物である彰を食う捕食者の顔だった。  ガタガタ震えている彰を見て、彼の右上肢を押さえているグレゴリーが言った。 「おやおや。可哀想に。こんなに怯えてつらいだろう?私達が、君をリラックスさせてあげよう」 「君達が手伝ってくれるなんて珍しいね。構わないよ」  グレゴリーの言葉にアルカシスが許可した合図で、他の部分を押さえるイヴァン、アレクセイ、ニカライは、一斉に彰の上下肢を舌で舐め始めた。 グチュッ、クチュ、クチュ、クチュ 「あっ、あああ・・・やっ、やだっ」  彼等のザラザラして、ゾクゾクとする舌の感触に、彰はビクビクッと身体を仰け反らせた。上肢、下肢に張り付いて舐め回す4人はそれぞれ彰の際どい箇所を舐め弄る。抵抗できず、彰は自身のペニスが徐々に勃っていき、下腹部に先端がくっ付くのをただ見ているしかなかった。  グレゴリーは彰の右乳首を、イヴァンは彰の左脇を、アレクセイは彰の右脚の付け根を、そしてニカライは彰の左足の指を、それぞれ美味しそうに舐め回す。    どの箇所も、アルカシスの調教で刺激されれば敏感に身体が反応するよう躾けられた。だから、4人一斉の舌での愛撫は彰には刺激の強い快楽だった。リラックスどころじゃない。淫魔王に調教された身体は、更なる刺激を求めて自然と彼等を誘惑してしまう。 グチュッ、クチュ、クチュ、クチュ 「あっ、あああ・・・あん!」  途端、彰はビクッと腰を仰け反らせ、そのままペニスから精液を吐き出して絶頂に達してしまった。 「ショウ、全く」  彰の吐き出した精液をアルカシスは指で一掬いすると、舌で綺麗に舐めた。 「しょうがないね。いつもなら勝手にイくのはダメだと教えているが、今回は彼等の礼も兼ねている。今回に限り許可しよう。存分に彼等に出してあげなさい」 「お優しいじゃないですか、主上。どういう風の吹き回しですか?」 「この子は堪え性がない上に繊細なんだ。君達も優しくしてあげてくれ」  秘書のグレゴリーが尋ねると、アルカシスは肩をすくめた。そんな自分達の主に他人事のようにニカライは呟く。 「主上もペットの調教に苦労してるんだなぁ」 「そういう事なら仕方ありません。新しい子と可愛い子には優しくしなさいと昔から言いますし」 「じゃあ、両方兼ね備えていたら?」 「それは、もう・・・年上のお兄さんが、手取り足取り丁寧に楽しく教えて差し上げますとも」  グレゴリーはそう言うと、絞り袋を持ったアルカシスに言った。 「主上、ショウにたっぷりとクリームをかけてあげてください。デコレーションは、我々で致します」  ぼんやりとした意識でアルカシスを見上げたまま、彰は自身の身体にクリームがかけられていくのを、そのまま見ているだけしかできなかった。

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