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完全敗北だ。 *性描写あり
「錦君」
「んん?」
寝転がり、頭を海輝の大腿に擦り付け見上げてくる。
海輝の陰嚢を唇の端で食みながら「うみへるなんら」と言葉にならないような返事をする。
「僕の負け」
錦の頤を指先で撫でると、今度は指先に吸い付いてくる。
爪を舌がなぞり指紋の凹凸にまで、柔らかな感触が染み入る。
「反則だろ。可愛い過ぎるしエロすぎる」
「俺は反則なんてしていない」
「あ~そうだねぇ」
こちらが優位に立っていたと思っていたのだが。完全敗北だ。
「もう、ゴメン。僕の負け。僕が悪かった」
「ふんっ他愛の無い」
機嫌は直ってるようだ。
馬鹿にしたような、それでも甘さを帯びた眼で笑う。
あどけないのに、婀娜っぽい。
スエットの襟元からチラチラと見える、つんと立った乳首や裾から見える脚の付け根は今や海輝の眼を楽しませる物というより、限界を試す代物でしか無い。
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