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僕も負けず嫌いなんだ *性描写あり
「何処で覚えてきたのかな」
「お前の所為じゃないのか」
「ふふ」
「心当たり有るだろ」
「こんないやらしいことは教えてないな」
「では元々淫らなんだろう」
「君はたまにとんでもない自己申告するね」
「お前も大概卑猥だしな」
「君限定でね」
「俺もお前だけなので、お互い様だな」
錦が小さく笑う。
海輝は背を丸め前のめりになり、スエットの襟元から手を入れる。
「あっ」
小さな乳首を指先で撫でる。小刻みに弾き、堅く凝れば摘まみあげる。
体を跳ねさせていたが、目の前にある海輝の性器を掴み直して吸い付いた。
浮き出る血管にそろそろ舌を這わせるのを見て、海輝はローションのボトル片手にベッドに横たわる。
横向きの状態で互いの頭の位置が逆さまになり、錦が不思議そうな眼でこちらを見た。何時もとは違う角度で、錦の目を見ながら――錦から見えるように――うっすらシミを残した下着に吸い付く。
「ひっ……ぃ」
腰から下着を引きずり下ろし、後孔と会陰部分を剥き出しにしてからしゃぶりつく。舌を広げ、汗ばんだ会陰を舐め押し上げる。
「あっあぁ、待てっさっき駄目っていった」
「んっ生錦君最高。むふふ。ゴメン、僕も負けず嫌いなんだ」
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