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蛇のように丸呑みされ食われたと思った。*性描写あり
腰に両足を絡ませて、下からしがみつくようにして体重をかけてくる。
バランスが崩れて錦を潰さないようにとっさに抱きしめた。
倒れるように体が密着するとき、結合部が口を思わせるような動きで海輝を一気に飲み込む。ずるりと、蛇のように丸呑みされ食われたと思った。
粘膜が複雑な動きで、飲み込んだ性器を更に奥深くに誘う。
抱え込んだ熱量は僅かな刺激でも破裂しそうだった。
押さえ込んでいたそれは、ぐっと内部で圧迫されてあっけなく弾ける。
呻きと共に腰が砕ける。
頭が真っ白になった。
「――っんっンァッ……う、海輝」
「うあっ……っ」
一瞬だけ海輝の意識が遠のく。
気持ち良すぎてもう何でも良いって思ってしまうと同時に、やってしまったと絶望に近い気持ちを抱く。
錦の内部が熱く濡れていて、海輝は自ら吐き出した粘りの中に居る。
酷く心地よい。そして呆然とした。
――……ジーザス。
入れたと同時に出してしまった。
我慢に我慢を重ねたあとで不意打ちのように飲み込まれたので、仕方が無いといえば仕方が無いのだが。
「ごめん。出しちゃった」
「……んっ、変な……感じ」
「エロくてまた出ちゃう」
予期せぬ射精に軽くショックを受けていたが、錦が不思議そうな顔をする。
ふぅふぅと息をしながら話すので少し苦しそうだ。
「何故ショックを受けてるんだ?」
「いや、だって入れて数秒で出すとかは流石に。誤解しないでくれ。僕は早漏じゃ無い。そりゃ錦君の体はめちゃくちゃ気持ち良いけど違うんだ」
「別に、これで終わりじゃ無いんだ。また始めれば良い。ところで、そーろーとは何だ」
「忘れろ」
息を乱しながら錦が海輝の頭を包み込む。
体が密着し錦の濡れた性器が臍の下に当たる。
荒い息を吐きながら、顔を上げ錦をのぞき込むと彼は満足げに笑う。
可愛い。
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