147 / 203

キスする前に出来ること【解決編】13

「で…どうして欲しい?」 「へ!?」 「なんだよ…お前もしかしてあんまりフェラされ慣れてない?なんか反応初々しくね?」 「は…はぁ!?それかなには言われたく無いんだけど!!かなの方が俺よりずっとピュアなくせにっ!!」 「まぁ確かにそうだけど……でも多分…お前俺のことちょっと勘違いしてると思うぞ?」 「え……?はっ…、んっ…うあっ…!!やばっ、ちょっと待って…!!」 「ンッ……、はぁ……、俺…他人と性行為が出来なかっただけで別に性的に潔癖って訳じゃねーから…てかむしろセックス出来ない分知識だけはめちゃくちゃあんだよ」 「…!うあっ…!マジでっ…、やばいって…!」 「あははっ…!気持ちい?なぁ…どうやって舐めて欲しいの…?きょーすけ…くん…?」 小さく首を傾げた小悪魔に、ビクッとわかりやすく性器が反応する。 …手を縛ってくれて正解だった。 こんなクソドエロいかなを見て理性を保てる訳がなかった。 かなの言う通り、知識だけはあるっていうのは本当の事らしい。初めてなんて到底信じられないような舌使いだ。かなは俺の性器を強めに握り込み、カリ首を撫でながら裏筋に舌を這わせる。時折左手で玉を触られれば、自分の意思とは関係なく声が出てしまう。 …ダメだ……うますぎる。 今までフェラだけでここまで快感を感じたことは無い。 「…アッ…!ちょっ…、かなっ」 「んっ…はぁっ…見て恭介…、フル勃起…おっきい…」 かなはニッと小さく笑い…ぺろ、と自分の唇を舌で舐めた。 ピンクのルージュは半分掠れてしまっている。 「あーーーーーーもーーーーーっ!!!!!!!クっっソエロい!!!!!!死にそうっ!!!!!!」 「ふふっ…!なぁ、玉も舐める?」 「うっ…!かなっ…!マジでちょっと待ってって!!!出そうなの!!!昨日から出してないって言ってんじゃん!!!!」 「えー…早いって…もう終わりたいのか?」 「そんな訳ないでしょうが!!!!!!!まだイッてほしくないなら手加減してよ!!!」 「ふっ…やーだ」 「クッッッソ~~~~っ!!!!なにこの人っ!!!マジでかわいいんだけど!!!いい加減にして!!!!?」 「ほんとにやめてほしい…?」 「いや結婚してほしい!!!!!死ぬまで添い遂げたい!!!!!」 「ブハッ…!またそれかよ!」 かなはバキバキに勃ち上がった性器を扱きながら、俺の太ももにコテンッと頭を乗せた。上目遣いでそっと下唇を噛んだ姿があまりにもハートに突き刺さり、一気に射精感が込み上げる。 気高く、照れ屋で、少々いじっぱりな彼の、俺にしか見せない恋人としての顔。この顔を独り占めしてる事自体、優越感で爆発しそうだ。 かなにこんなことをしてもらえるのも、 こんな顔をさせられるのも、 全部俺だけ。 「うっ…あっ、あ…、マジで、うますぎだってばっ…!」 「ん…そりゃな…?俺も男らから…、ンッ…いいとこは、わかる」 「アッ、ちょっ、…っ…はぁっ…ん…!」 「む…、ちょっとしょっぱいかも…、お前先走りすごっ…」 「ギャーッ!!!!!そんなもの舐めないのーっ!!!!!ぺってしなさい!!!」 「うるっせぇなぁ~…お前が出してるくせに…変態」 そりゃ出るに決まってんだろ!!!!人生最大の興奮だぞ!!!!!こっちはマジで全身全霊かけて我慢してんだよ!!! 俺の焦りなんてお構いなしに、かなは奉仕を続行する。 柔らかい舌が亀頭を丁寧に丁寧に舐めしゃぶり、じゅるじゅるといやらしい音を響かせる。俺の亀頭を頬張りながら、絶妙な塩梅で竿を扱くボンテージ姿の美人に…もう、されるがままだ。 次第に興奮と快感で目の前がチカチカし始める。なんせ、縛られてしゃぶられるなんて初めての経験だ。その上相手が結城 要なんて……、 ダメだ……こんなの、我慢できないっ…!!! 「まじ、…やっば…!…っ、」 「ん…、も、出る…?」 「うんっ、無理っ…」 「えー?はやいってー」 「口、離してかなっ…!」 「…やら」 「はぁ!?なんで!!?ダメだって!!!っンッ…、コラッ!口に出ちゃうっての!!!」 「ふふっ…!やーら」 「コラァ!!!ほんとにダメ!!!ちょっ、うあっ…!かなっ…!!」 やめてくれと懇願する俺を尻目に、かなは俺の性器を喉奥まで飲み込み、入りきらなかった竿の部分を全力で扱いた。その瞬間、頭の中に火花が散る。 「アッ…!!んっ、ん…!!はなっ、せっ…かなっ…!」 「んっ、ん…、ちゅっ…やら!!」 「ふっ…、ん…くっ…!無理だって…!我慢、できなっ…」 「ン…、イッて、いいって…!」 「ばかっ…!はぁっ、…!イクッ…!」 「…ッ!?んえっ…エッ!!?」 「…っ!!!あっ…!!ーーーーッ!!!」 絶頂の瞬間、本能で腰を思いっきり引き……かなの口の中から性器を抜いた。 だって相手は誰もが振り返る超絶美青年で、しかもフェラしたのは今が初めてっていう…見た目とギャップがありすぎるピュアな逸材だ。そんな彼に、初回でいきなり口内射精って…そんなの世間が許しても神様は許してくれないだろ? 自身の快感よりも、彼の”初めて“を尊重した結果… 口内射精よりもっと最悪な結果が待っていた。 「はっ、……あっ、……はーっ……はぁっ…」 「………え?」 「………!!?へっ…、う、うあああああああああーーーーーー!!!!!!!!」 「………すげー……あったかい……」 「ぎゃああああああああーーーーーー!!!!!!ごめんかなあああああああああっ!!!!!!」 我慢に我慢を重ねた結果、尋常じゃない量と濃さに成長した俺の精液は… かなの顔面に勢いよく発射された。 つまり、顔射だ。 死にたい。

ともだちにシェアしよう!