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キスする前に出来ること【解決編】13
「で…どうして欲しい?」
「へ!?」
「なんだよ…お前もしかしてあんまりフェラされ慣れてない?なんか反応初々しくね?」
「は…はぁ!?それかなには言われたく無いんだけど!!かなの方が俺よりずっとピュアなくせにっ!!」
「まぁ確かにそうだけど……でも多分…お前俺のことちょっと勘違いしてると思うぞ?」
「え……?はっ…、んっ…うあっ…!!やばっ、ちょっと待って…!!」
「ンッ……、はぁ……、俺…他人と性行為が出来なかっただけで別に性的に潔癖って訳じゃねーから…てかむしろセックス出来ない分知識だけはめちゃくちゃあんだよ」
「…!うあっ…!マジでっ…、やばいって…!」
「あははっ…!気持ちい?なぁ…どうやって舐めて欲しいの…?きょーすけ…くん…?」
小さく首を傾げた小悪魔に、ビクッとわかりやすく性器が反応する。
…手を縛ってくれて正解だった。
こんなクソドエロいかなを見て理性を保てる訳がなかった。
かなの言う通り、知識だけはあるっていうのは本当の事らしい。初めてなんて到底信じられないような舌使いだ。かなは俺の性器を強めに握り込み、カリ首を撫でながら裏筋に舌を這わせる。時折左手で玉を触られれば、自分の意思とは関係なく声が出てしまう。
…ダメだ……うますぎる。
今までフェラだけでここまで快感を感じたことは無い。
「…アッ…!ちょっ…、かなっ」
「んっ…はぁっ…見て恭介…、フル勃起…おっきい…」
かなはニッと小さく笑い…ぺろ、と自分の唇を舌で舐めた。
ピンクのルージュは半分掠れてしまっている。
「あーーーーーーもーーーーーっ!!!!!!!クっっソエロい!!!!!!死にそうっ!!!!!!」
「ふふっ…!なぁ、玉も舐める?」
「うっ…!かなっ…!マジでちょっと待ってって!!!出そうなの!!!昨日から出してないって言ってんじゃん!!!!」
「えー…早いって…もう終わりたいのか?」
「そんな訳ないでしょうが!!!!!!!まだイッてほしくないなら手加減してよ!!!」
「ふっ…やーだ」
「クッッッソ~~~~っ!!!!なにこの人っ!!!マジでかわいいんだけど!!!いい加減にして!!!!?」
「ほんとにやめてほしい…?」
「いや結婚してほしい!!!!!死ぬまで添い遂げたい!!!!!」
「ブハッ…!またそれかよ!」
かなはバキバキに勃ち上がった性器を扱きながら、俺の太ももにコテンッと頭を乗せた。上目遣いでそっと下唇を噛んだ姿があまりにもハートに突き刺さり、一気に射精感が込み上げる。
気高く、照れ屋で、少々いじっぱりな彼の、俺にしか見せない恋人としての顔。この顔を独り占めしてる事自体、優越感で爆発しそうだ。
かなにこんなことをしてもらえるのも、
こんな顔をさせられるのも、
全部俺だけ。
「うっ…あっ、あ…、マジで、うますぎだってばっ…!」
「ん…そりゃな…?俺も男らから…、ンッ…いいとこは、わかる」
「アッ、ちょっ、…っ…はぁっ…ん…!」
「む…、ちょっとしょっぱいかも…、お前先走りすごっ…」
「ギャーッ!!!!!そんなもの舐めないのーっ!!!!!ぺってしなさい!!!」
「うるっせぇなぁ~…お前が出してるくせに…変態」
そりゃ出るに決まってんだろ!!!!人生最大の興奮だぞ!!!!!こっちはマジで全身全霊かけて我慢してんだよ!!!
俺の焦りなんてお構いなしに、かなは奉仕を続行する。
柔らかい舌が亀頭を丁寧に丁寧に舐めしゃぶり、じゅるじゅるといやらしい音を響かせる。俺の亀頭を頬張りながら、絶妙な塩梅で竿を扱くボンテージ姿の美人に…もう、されるがままだ。
次第に興奮と快感で目の前がチカチカし始める。なんせ、縛られてしゃぶられるなんて初めての経験だ。その上相手が結城 要なんて……、
ダメだ……こんなの、我慢できないっ…!!!
「まじ、…やっば…!…っ、」
「ん…、も、出る…?」
「うんっ、無理っ…」
「えー?はやいってー」
「口、離してかなっ…!」
「…やら」
「はぁ!?なんで!!?ダメだって!!!っンッ…、コラッ!口に出ちゃうっての!!!」
「ふふっ…!やーら」
「コラァ!!!ほんとにダメ!!!ちょっ、うあっ…!かなっ…!!」
やめてくれと懇願する俺を尻目に、かなは俺の性器を喉奥まで飲み込み、入りきらなかった竿の部分を全力で扱いた。その瞬間、頭の中に火花が散る。
「アッ…!!んっ、ん…!!はなっ、せっ…かなっ…!」
「んっ、ん…、ちゅっ…やら!!」
「ふっ…、ん…くっ…!無理だって…!我慢、できなっ…」
「ン…、イッて、いいって…!」
「ばかっ…!はぁっ、…!イクッ…!」
「…ッ!?んえっ…エッ!!?」
「…っ!!!あっ…!!ーーーーッ!!!」
絶頂の瞬間、本能で腰を思いっきり引き……かなの口の中から性器を抜いた。
だって相手は誰もが振り返る超絶美青年で、しかもフェラしたのは今が初めてっていう…見た目とギャップがありすぎるピュアな逸材だ。そんな彼に、初回でいきなり口内射精って…そんなの世間が許しても神様は許してくれないだろ?
自身の快感よりも、彼の”初めて“を尊重した結果…
口内射精よりもっと最悪な結果が待っていた。
「はっ、……あっ、……はーっ……はぁっ…」
「………え?」
「………!!?へっ…、う、うあああああああああーーーーーー!!!!!!!!」
「………すげー……あったかい……」
「ぎゃああああああああーーーーーー!!!!!!ごめんかなあああああああああっ!!!!!!」
我慢に我慢を重ねた結果、尋常じゃない量と濃さに成長した俺の精液は…
かなの顔面に勢いよく発射された。
つまり、顔射だ。
死にたい。
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