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刻印
短い口づけの後、背がひんやりした
いつの間にか、視界が馨でいっぱいに
幸せな眺めだね
笑うと馨が笑顔を返してくれた
大好きな、やつだ
「環......んっ」
んん......んぁんんっ、んぅ
プツプツッとボタンが外されていつの間にか、僕は丸裸
「馨......寒いよ」
「大丈夫、すぐ熱くなるから」
沢山キスが唇に降ってくる
気がつくとヌルッザラッとしたものが上顎を撫でる
馨の舌だって気づいたときには、頭の中に薄くモヤがかかっていた
んぁ......あぁぁんぅっ
馨が上着を脱ぎ捨てて裸の引き締まった身体が露になる
あ、紋章......
思わず触れると、馨がビクッと震えた
「環、煽らないで」
「煽る......?」
意味わかんない
「綺麗だね、僕にも在ればいいのに」
「付けてあげるよ、紅いのを沢山」
「んっ、付けていっぱい......馨の付けてっ」
お腹の部分にチリッとヒリツクような痛み
いっ......あっいっ!んぁっ
もっと、ツけて
消えないくらい
沢山、ツけて
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