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『あ、友達 待たせてるんだっけ?』 『・・・・・・あ、あー。はい・・・』 もう少し話したかったのに 先生が話を切り上げて 先に廊下に出た。 でも、なぜか そこで止まったまま動かない。 『・・・・・・?先生?』 『あ、ごめん。電気 消してくれる?』 『ああ・・・・はい。』 電気を消すために、 スイッチに右手を伸ばした その時、 先生が俺の右肩を ちょいちょいと 指で つついた。 『?』 反射的に振り返ると、 真っ直ぐに 俺の目を見つめたままの先生の顔が ゆっくり、ゆっくりと近づいて・・・・・・くる? 『・・・・・え・・・・っ・・・///』 やけに挑戦的な顔。 色気を纏った瞳。 初めて見た その表情に・・・ あまりの美しさに 射抜かれたように 俺は・・・・動けなくて。 なんにも考えられないまま 先生の唇が 俺の唇に・・・・ そっと 触れた。

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