36 / 37

おまけ☆2の②

☆ ☆ ☆ ────その日の夜。     『はあ・・・・・・・・・・』 先生の家に来た俺は クッションを抱え、 大きく ため息をつく。 『なに?どうかした?』 先生が 濡れた髪をタオルで拭きながら 隣に座った。 『・・・・・・・・・・』 チラッと先生を見て・・・・・・ また、ため息。 ・・・・・・確かに 先生は、ここ最近 すごくキレイになった。 指輪をしなくなったのも 1つの要因なのかもしれないけど・・・ やたらと モテる。 先生と (ホントに) つきあい始めてから 約 1ヶ月。 幸せなんだけど・・・ 同じくらい 不安がまとわりつく。 俺は 先生の太ももに頭を乗せ、 両手をお腹に回して ギュッと抱きついた。 いつかの先生みたいに。 『・・・・(こう)?』 『せんせ~、・・・俺、すげー 心配・・・・・』 『・・・・・・・心配?・・・・なにかあったの?』 『うん・・・・うーん・・。  先生が キレイになりすぎて・・・』 『・・・・・・・・ん?』 『キレイだし、可愛くなっちゃってるし・・・  話しかけやすいとか、話しかけたいとか  ああああ!もう!モテすぎなんだよっ!  先生は 俺のなのに・・・・・!』 ガキっぽいと思いつつも たまらず 不安と不満を ぶちまける。 『・・・・・・・・・えー?  別に 前と変わんないけど・・・  モテてなんかないよ?』 先生は笑いながら 俺の頭を よしよしと撫でてくれる。 『それに・・・・・・誰に モテてもさ、  俺は孝がいいんだから  心配しなくて 大丈夫だよ?』 『・・・・・・・・・・うん・・・・』 それは・・・・・そうなんだけど・・・//// 『せんせ・・・俺のどこを好きになったの?』 前に聞いた時・・・先生は 俺の事が好きで アプローチしてきた、って 言ってたけど・・・ そもそも なんで俺を好きになったんだろ・・・ 気になってたけど 今まで聞けなかった事・・・ 聞いたら 少しは不安が解消出来るかな・・・?

ともだちにシェアしよう!