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第40話
「いや…今日…なんだが…」
「今日?」
そう首を傾げる可愛い顔に見つめられると…
「あ、いや…なんでもない…」
余計聞きにくい…
「え?」
今度は顔をしかめるアキラ。
「病院…行ったって…どこか具合いが悪いのか?」
仕方なくもう一つ気になっていたことを聞いてみるみずき。
「ん、あぁ…定期薬もらいにいっただけだから気にすんなよ…」
「あぁ…そうか…、よかった…」
頷くみずき…
「……」
アキラはテレビを見続けているが…
「……」
やはり気になって聞きたくてアキラの横顔を見つめてしまう…
「ん?何?」
視線に気付いて…また問ってくるアキラ。
「い…一緒に、」
「一緒に?」
「寝てほしい…」
頑張って言い切るみずき…
「あー……いいけど、今日だけな…夜中仕事ある日はダメ」
アキラは首を傾げながらそう答える。
条件付きだが、嬉しい答えが聞けて、喜ぶみずき…
「あぁ分かってる有難う…」
頷いてお礼をいってしまう。
「有難うって…なんか変…」
呆れたように笑いながら言う。
「…いや、すごく嬉しいから…」
優しく微笑む…
「ばか…そんなにしたい?」
ちょっとからかうように上目遣いで聞く…
「あ、アキラっ…」
どきっとして、慌ててしまうみずき…
「えっち…」
意地悪にからかうアキラ…
「…すまない…でも、やはりアキラを抱きたい…」
そっと唇を奪うみずき…何度か口付け、瞳をあわせる。
「……みずき、オレのこと…好き?」
そんなみずきがかわいく思えて…耳元でそっと尋ねる…
「えっ…あ、あぁ、勿論、大好きだ…愛してる…」
そんな可愛いらしいことを言われたら、余計ドキドキしてしまう。
「……ん、ありがと…、していいよ…」
了解を出しながらみずきにさらに密着して…
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