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第42話
「じゃ…触ってる」
また意地悪に囁いてアキラはテレビをみながら…犬を撫でるような感覚で触り続けている。
「アキラ…」
みずきは困った風に呟くが…
アキラはマイペースに細い指でやんわりと布ごし愛撫を続けている。
そして一時間近くテレビを見て、アキラが見ていた番組が終わる…
「ん、面白かったな、って…」
触れていたみずきの元気なソレへ綺麗な瞳を移す…
「……全然萎えないのな…」
ちょっと感心して言うアキラ。
「…それは、アキラが触ってるから」
つい言い返してしまうみずき。
結局、無理矢理離せとは言えず…
アキラが自分ので遊んでいる間、呼吸が上がらないよう頑張りながら過ごしたみずき。
正直テレビどころではなかった…
「…てか、リッツも起きねーな…」
アキラはみずきの膝上で寝てるリッツにも感心する。
「……」
みずきの片膝を枕に休む犬リッツ…
「案外、寝たふりだったりして…」
クスッと笑うアキラ…
「え…」
「みずきをいかせないように…」
綺麗な顔を微笑させながら、そんなコトを言う…
「……」
アキラだけじゃなく犬たちまでに遊ばれているのだろうか…
沈黙してしまうみずきだが…
「ふ、そんな訳ないよな…リッツ!」
また軽く笑って犬のリッツの頭を撫でて起こすアキラ…
呼ばれてリッツは、ようやくお目覚め…
みずきを飛び越してアキラの足下へ擦り寄る…
やっと身体が動かせるようになって、ほっとするみずき…
待て状態が長かったので、一刻も早く寝室へ移動したかったが…
アキラは寄ってきた犬を撫でて…
「ごめんな、寝てたのに…」
そう優しく言っている。
「アキラ…」
みずきは横からそっとアキラの可愛い唇にキスを落とし…気を引く…
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