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第43話

「ハイハイ…、一回出す?」 みずきに視線を戻し…元気にさせてしまったソレを気にして聞く… 「いや…ここじゃ…寝室行こう」 犬たちがいるから… 二人きりがいい… 「OK…行こ、」 そっとみずきの手を握って微笑み呼ぶアキラ。 「あぁ…」 その笑顔にどきっとしながらアキラに引かれ歩き出す… 不意にアキラが… 「フェラしょっか…お前こんなにさせちゃったし…」 嘘をつくという罪悪感から、なにかしたい気持ちになるアキラ… そっと囁く… 「えっいや、それは…」 嬉しい申し出だが…どきっとして慌てるみずき… 「遠慮すんなよ…久しぶりだし、滅多にないぜ、オレの奉仕!」 ウインクなどしながら言うアキラ… その可愛さに、かぁっとなって鼻血がでそうになるみずき… 「あ、あぁ…」 なんとか平静を装い頷く… 「ん…」 アキラは満足したように頷き寝室へと入る。 犬達は、寝室へは入らないようしつけているので、二人を見送ったあとソファへと戻っていった… 寝室に着いた二人… アキラに手を引かれ、ベッドの近くまでくるみずき… 「座ってみずき…」 微笑んでアキラは促す。 言われるままベッドサイドヘ腰をおろすみずき… アキラは立ったまま、見下ろすカタチで‥両手をみずきの頬に触れさせ… 「みずき…」 そっと名前を呼んで口付けするアキラ。 「アキラ…」 みずきはドキドキしながら… アキラのキスを受け入れる。 「ふふ、みずき…ごめんな、」 不意に笑って謝るアキラ。 「え…?」 首を傾げるみずき。 「真面目なみずき…からかうばっかりして…」 そんなみずきの背中にそっと腕をまわし…身体を寄せながら耳元で答える。 「え、いや、そんなことは…」 そんなアキラにドキドキしっぱなしのみずき… 「ホント……ごめんな…」 薄く微笑みながら囁くアキラ… からかう時とはやや違う声のトーンで…もう一度謝る。 みずきの…本当の願いを叶えてやれなくて… また、嘘をついて… 「……アキラ?」

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