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第47話
不意にクスっと笑ってアキラは囁く…
「お前って妙に丁寧だよな…」
「そんなことは…」
首を傾げて呟くみずき…
「もっと手荒に扱ってもいいんだからな?」
微笑みながら言うアキラ。
「そんなことは出来ない…アキラが大切だから…手荒な真似は出来ない…」
アキラのその言葉には、はっきり答えるみずき。
「ふ…お前に愛される人は幸せになれるだろうな…」
ふと、そんなコトバが零れるアキラ。
それは…自分ではないけれど…
「…え?」
「オレが幸せだってこと…」
深い意味を悟られないよう…みずきを喜ばせる為…そう囁いてみる。
「そうか…よかった…本当に、俺もアキラと居れて幸せだと思ってるから」
アキラが幸せに思っているなら、これほど嬉しいことはない…
自然と笑みが零れる。
「…やっぱ、恥ずかしい奴」
素直に喜ぶみずきを見て…チクッと胸の奥が痛むアキラ。
その気持ちを…また裏切る自分だから…
「あ、そうか…すまない」
何も知らず苦笑いするみずき。
「ううん…そうゆうの、言葉に出来るのはいいことだと思うから…謝らなくていい」
みずきの頬に右手で触れながら…
「あぁ…アキラ、愛してるから」
アキラにそっと口付けしながら…服のボタンを外し、素肌へと触れていくみずき。
「ん…」
微かに頷いて…みずきの服のボタンも外す。
「アキラ…」
優しく囁きながら…みずきはアキラの身につけているものを脱がせていく…
優しく愛撫する手…
みずきの体温を感じながら…アキラは心の奥で思う。
あと何回…みずきとこうして身体を重ねることができるんだろう。
みずきと一緒にいることが出来るんだろう。
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