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第五章 好きだよ
「未悠は、ホントに私が初めての人?」
「そうですよ」
「それにしては、巧いなぁ」
はぁ、と健は大きな息をついた。
彼の両脚の間には、小さな未悠がちょこんと座っている。
手を使って、彼を愛している最中だった。
「自分で、慰めることが多かったですから」
「性欲、強い方なのか?」
それには、首を横に振る未悠だ。
「ただ、ちゃんと処理しておかないと。突然に発情したら困るな、って思って」
「発情期、まだだ、って言ってたもんな」
でも、と健は体を軽く揺すって苦笑いした。
「このままだと、私が君を発情させちゃいそうだ」
言葉の通り、未悠は施しながら眩んでいた。
手で擦ってあげると、それに応えて大きく硬くなっていく健の中心。
(これが、また僕の中に挿入って暴れる……)
そう思うだけで、ぞくぞくする。
静かに愛撫を施しながら、未悠は頬を染めていた。
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