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第2話
いつみても完璧で男前で憧れの人である上司。
やたらと人気があるが不思議と浮いた話は聞かない。不思議な雰囲気の人だ
「何かあったのか?」
「え?」
「最近疲れた顔してるけど、それが今すごい酷い。気になってたんだよねぇ。ここ最近」
「いつも通りすよ」
「いやぁ。プライベートで何かあったか?話してみ?」
「本当に何もないですって。気にしてくれてありがとうございます」
実は今日だけではない。どう考えても行為後だろうと思う日があったのだ。
相手は男女関係なくいて相当濃厚に交わっている。匂いが隠しきれていないのだ
「大丈夫っす。ありがとうございます」
「あ。おい!」
「はい?」
「お前今日の飲み会不参加になってただろ?」
「えぇ。」
「何かあるのか?」
「あるっちゃありますよ」
「…そうか。わかった。けどあんま無理すんなよ。お前のことが心配だ」
そう言うとポンポンと俺の頭を撫でた。
その日帰宅すると約束通り夕飯は用意してあった。違うのはあいつの膝の上に女がいる事だろうか
「えっと…そちらは…」
「初めましてぇ。りいなでぇす。けいちゃんとはぁ…ふふふ…いい関係だよぉ。君イケメンだねぇ。3人で楽しんじゃう?」
こう言っちゃなんだがバカみたいな若い女だ。
「けいくん…この方は…」
「お前が毎日やらせねぇのが悪いんだろ!」
なんて突如怒鳴られる。ちょっと意味がわからない。誰か聞いただけでそれは何だろう?
毎日やらせないなんてどの口が言うのか…毎日やらせないのはここ一週間くらいだった。だって他の奴の匂いがついてるベッドでなんてやる気失せるだろ?
仕事も大詰めで連日残業で疲れてたし
「ふふふっ…けいちゃんったらそんなにお友達に怒鳴っちゃだめだぞ」
女があいつの頬を突きながらそう言うと何やら目の前でイチャコラしだした。ちなみに女は露出の高い服を着ていて寒そうだ。
「もう…けいちゃんったら…お友達の前で…」
「りいなが美味しそうなのが悪い…」
そういうと目の前で女の服を剥ぎ取った
俺はその場から動けなくて現実逃避するためにあいつの作った飯を食った
味なんて勿論わからないけど黙々と箸を動かした
「おい」
そうしているとあいつが女を乗せたままこちらを見た
「何?邪魔なら出てくけど?」
「何いってんだよ。物欲しそうな顔してるくせに。こいよ」
「…」
「おい!」
あいつは怒気を含んだ声でもう一度呼びかけた
「わかった。出てくから楽しんで」
そういうと乱暴に女を床に投げこちらに寄ってきた。そうしてその場で押し倒され殴られた
「…っ」
「わぁ…痛そぉ」
「来いって言ってんだよ!」
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