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第6話

その後そこにいたすべての人間と交わり俺はいつしか意識を手離していた。 次に目を覚ましたときはあいつしかいなくて俺を甲斐甲斐しく看病してくれていた。 「大丈夫か?無理させてゴメンな…」 「ん…疲れた…もう少し…眠りたい…」 そういうのにあいつは俺に跨がり殴ってきた 「俺意外の奴でイキまくりやがって…」 「ごめ…なさ…あんっ!!」 「この淫乱!」 その後こいつに、めちゃくちゃに犯された。もう…やめたい…けど…こいつと別れたら俺にはもう…誰もいないから… そう思って苦しいけれど甘い声をあげ続けていた…そんな自分が浅ましく滑稽だ 再度意識を手放していたらしく目が冷めたら隣にあいつがいた。 「おはよ。起きたか。ごめんな…」 「ん…おはよ…いいよ…」 「そうか…今日は何時から?」 そう言って俺の隣に来て抱きしめ優しく撫でてくれた 「今日はお休みだよ」 「そうか…」 そう答えると優しくキスされた。あったかい…ふっと力を抜いて体を預けると押し倒された 「え?」 「じゃあ一日中やれるな」 「…ん…」 まだ…やり足りないのか…あんなにやったのに…けど俺はそれに応じるしかないから大人しくあいつに従った 「綺麗だよ…」 「今日は俺だけ?」 久しぶりの優しい行為にふわふわした 「あぁ…お前だけだ…竜胆…愛している…」 甘く囁かれて幸せな気分で優しい律動と甘い歓喜を味わいながら意識を手放した それからどのくらいたったんだろう…電話の着信音で目が覚めた。でもこの音は俺じゃ無い… 「けいくん…電話鳴ってるよ…」 隣にいるはずのあいつの姿を探すけど俺の隣はすでに冷たくなっていて部屋の中にあいつの気配は感じなかった 「…俺だけって…言ってたのに…」 きっと誰かと一緒にいてその人に掛けてもらっているのだろう。けどもしかしたら無くて困っているかもしれない…そう思って恐る恐る通話のボタンを押した 「もしもし…」 「何で出るんだよ」 不機嫌そうなあいつの声が聞こえた 「忘れているなら困るかと思って…届けに行こうかなって…」 「お前には絶対に触るなと言っておいただろ」 俺のは毎日チェックしてはデータも消していくくせに人の名義のそれはそんな扱いをして…それってなんだろうな…俺はあいつにとって何? モヤモヤする。そんな俺の耳に優しい男の声が届いた 「繋がった?お家にあった?」 「あぁ…あったみたいだ」 「そう…良かったね」 「弟が勝手に出たんだ」 弟?誰が?あぁ…俺か… 「出るなって言っておいたんだけどな」 「心配して出てくれたんでしょ?そんな言い方は駄目」 そう言うとリップ音が聞こえた 「そうだよな…ごめんな」 「謝る相手は俺じゃ無いよ」 「うん…」 「あんっ…ちょっと…今動かないでよ…」 「ごめんごめん…可愛くてついな」

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