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第64話

子供相手にムキになる店長が可愛い 「藍玉さん。子供じゃないんですからそんな顔しないで」 そう言って頬を摘む 「いひゃい…」 「ふふっ…変な顔…」 「うるへぇ…はなへ」 「はいはい」 手を離すと頬を擦りながら睨んでくる。 「お前なぁ…いてぇじゃねぇか」 「でも可愛かったですよ」 「お前が可愛い」 そう言うと店長がベッドへ押し倒す。 「こうやって押し倒すと頬を染めるところとか目を潤ませるとことか…他にも沢山お前には可愛いところがある」 額に口付けをするとゆっくりと離れていく。 「好きだよ」 甘い声で囁きながら 「風呂入るか?一応シャワー室付いてるんだけど。湯船浸かりたい?それなら大浴場はあるけど」 「一緒にシャワー…できる?」 「…っ…いいぜ。行こうか」 一緒に向かうとそれぞれ服を脱いでシャワー室へ入る。広くて快適だ 「ここ。いいにおいする」 「そうか?」 「うん。藍玉さんの匂いがいっぱい」 「そんな可愛いこと言うなよ。堪らなくなるだろ?」 「ふふ…誘ってるの」 「俺の実家で誘うな…流石にここではできねぇぞ」 「つまんない」 「今度ゆっくりな」 「はぁい」 子供みたいに戯れ合いながらシャワーを終えて店長の服を借りた。俺もそれなりにガタイはいい方だがさすがに店長には劣るのでちょっとした彼シャツ状態だ 「…あのさぁ。作り物の世界じゃこれ萌え?何でしょ?でもさぁ。滑稽なだけだよねぇ」 「…俺もそう思っていたんだけどな…」 「だよねぇ」 「けどわかる気はする…」 そう言うとニヤニヤとヤラシイ表情に変わった 「なんかさ…来るよ…わかんねぇ…すげー興奮する」 「えっ!!」 「いや。今日は勿論何もしねぇけど…帰ったらまた俺の服着てよ」 「えぇ?気持ち悪い顔で言わないでよぉ…仕方ないなぁ。今度ね」 そのまま二人でベッドへ潜り込み抱き合って眠った

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