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第3話

涙が溢れて止まらなかった。冷静になりたくて風呂に向かいすっきりした気分で携帯をチェックすると多くの着信が来ていた。びっくりして折り返そうとするともう一度着信が来た。誰か確認する間もなく電話に出てしまった 相手はとも君で突然電話を切ってしまった俺を心配して家の近くまで来てくれたのだ。その行動に驚きと喜びで一杯になった。急いで支度して彼に会いに行った これまでの男達とは寝るところまでセットだったから彼もそうなのかもしれない。けれどそれでもいいと思えるくらい気持ちが高揚してた でも彼はそんなんじゃ無かった。彼は俺に触れることは一切無かった。 朝まで一緒に過ごしたけどそんな素振りも無くてそれがなんだか新鮮で…けれど寂しくもあった その後も連絡は途絶えなかった。一緒にご飯食べに行ったりドライブしたり遊びに行ったり… 彼といるとつまらないと思う暇も無くて本当に楽しかった どんな時でも連絡すれば直ぐに返信をくれたし電話もしてくれた。 けれどその関係が少しずつ綻び始めたのだ。 俺は彼が好きなのだ。好きになれば会うだけでは足りなくなることも彼に恋をして初めて知った。手を繋ぎたくなる…キスしたくなる…交わりたくなる…それは友人の位置では叶わないのだ 「好きだよ」 出会って二年程経って漸く俺はとも君に告白した。もっと深く関係を築きたかったのだ。彼も少しは俺に好意があるって信じていたんだ。 けれど彼の答えは思ったものでは無かった。 「俺もしーさん好きだよ!けどね友達以上に思えない。ごめんなさい」 「あぁ…そっか…わかった。ごめんね」 それ以上は何も言えなくて気まずい空気のまま別れた それでも彼からは連絡が来ていた。彼の無邪気さがとても残酷だなって…そう思うのに彼との細い糸を切りたくなくて縋り付いていた 次第にその関係が辛くなっていった…一度考えると連絡が出来なくなってしまって毎日だった連絡も三日に一回…週に一回…一ヶ月に一回…年に一回とどんどん減っていった

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