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第6話 僕は粗大ゴミ。 6
今回も最低な男に捨てられた!!
金は沢山貰えたけど、プレイが変態だったから腰が痛い。
今回の男は精神医療用の拘束具縛られて、腰を抑えつけられながらヤられた。
僕もかなり変態だし、オモチャも媚薬とかも最後の快感を考えるとキモチイイから使うけど、拘束具のは腰も振れないし、身も捩れないし、寝返りも打てなくてキツかった。
「はぁ、……こんな生活もうヤだなぁ」
だってこれ週末以外はネカフェ難民ってやつだよね?
何でこの僕が『美しい』僕が難民っ?!
「ありえないー!!」
これはもうパトロンを見付けて優雅に暮らすのが吉だ!!
「……ゲイ風俗で仕事でも見つけてみようかな」
でも僕は働いたことがなかった。
働くって人に下手(したて)に出ないといけないんだよね?
……僕に出来るわけがない。
顔を上げたら、ゴミ置き場があった。
タンスに棚……粗大ゴミだ。
割れた鏡、これはどう考えても危険物だよね?
僕はその鏡を除き混んだら『美しい』僕の顔が割れた破片に幾つも映っていた。
僕はなんで月曜日早朝に必ず捨てられるんだろ?
ここにあるソファーは革も破れてなかった。
お前もなんで捨てられんだろね。
「僕と一緒だ」
僕はその勿体ないソファーに勢いをつけて寝そべった。
「……ラブホのベッドよりキモチイイのに、可哀想だなー」
僕もすっごく可哀想!!
『美しい』のに月曜日早朝に必ず捨てられてさ!!
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