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過去編 鷹の目

---------------(過去編) ※まだジャンクが大統領ではなく陸上自衛隊の大佐の時のお話です。 「あれが例の日本軍のボーイかよ」 「小さくてあっという間にぽきっと言っちゃいそうだな」 「なんなら、夜這いでもして遊んであげようか」 「こらこら弱いいじめすんな」 「大佐」 ビールを4杯持ってきた。 「んで、なんで俺たちが日本軍と一緒に任務こなさないといけないんですか?」 「仕方ないだろ、国からの命令なんだから」 「でも、俺たちの班じゃなくてもよかったと思いますが」 「それは……」 ボスに言われた言葉、ジャンクの隊ならうまくやれるよな? だった。 俺も少尉としての試験抱えてるのにな、こもりなんてやだやだ。 「まぁ明日正式に自己紹介する場を設けるから」 「へーい」 そして次の日 ジャンクが率いる隊は隊長を含め5人だった。 「んじゃ自己紹介だな、俺はこの隊の隊長、ジャンクだ、で陸軍大佐。 右からシブラー、コヨーテ、ロギ、ルカだ」 「日本軍花咲翔太です、よろしくお願いします」 「ブラックボーイ」 「なんだそのブラックボーイってのは」 「暗すぎ」 「はぁー本当にこもりじゃんか」 「悪いな」 「いえ、任務は努めます」 「……」 顔のなり立ちからして若そうだけど……。日本軍はなにをお考えなのだか。 もしかして捨て駒扱い? それはむかつくな。 「んじゃ3VS3の演習を始めたいと思いまーす」 「!? そりゃないぜ隊長」 「なんで?」 「まぁいい機会なんじゃないの?」 「実力試し的な」 「任務3日後だしな」 「そういうことで班分けどうする?」 「ちょっそこの選択権俺らに指名しないでくださいよ、俺は絶対やだ」 「えーじゃ、ルカおいで」 「って隊長そっちに付くんですか?」 「だって、誰もいないなら」 「んじゃ勝ちはこっちだな」 とルカがにやけた。 「ぐぐぐっそれはダメなんか悔しい!!」 「じゃコヨーテ」 「隊長と交代しますよ」 「よし! じゃ説明するよ、お互いのボスをチームで決める。 ボスがペイントボール弾で打たれたら負け。単純だしこれなら分かりやすいだろ?」 「はい、ルールは分かりました」 「場所は外の演習場を使おうか」 「今日の風速だと遠距離弾ペイントボール飛ばされますよ」 「あーじゃ実弾?」 「殺す気ですか??」 「んーじゃ第2演習場、あそこは屋内だし、いいでしょ?」 「はい」 「じゃ、チームで別れて」 「んじゃボスどうする?」 「コヨーテでいいんじゃない?」 「OK」 「で、花咲は近距離と遠距離どちらが得意なの?」 「自分は遠距離が得意です」 「まじか、隊長と勝負してほしい」 「だな」 「じゃ、作戦は俺が近距離で引き付けるから花咲は狙える敵は撃ってくれる?」 「了解」 「まぁ隊長が遠距離でコヨーテのこと狙い撃ちにしてくると思うから防御兼射撃よろしく~~」 「了解」 「つってもお前もう少しにこにこ笑えないのか?」 「……すみません」 「ロボットみたいなやつだな」 「んじゃ始めるよ~」

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