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第7話
「雅美くん、気持ち良かった?」
背後から松若先輩の頭を満足そうに撫でながらコンドームを外す道籠先輩。
中身が零れないようにすると、松若先輩が出したものが詰まったそれをオレの目の前に笑顔で置いた。
「はぁっ、はい…っ、でも…先輩が……」
松若先輩はすっかり道籠先輩に夢中で、オレは完全にいないものになっている。
オレには冷たいか怖い顔しか見せないのに、目の前にいる松若先輩はそれとは全然違う、道籠先輩が好きで好きでたまらなくて、めちゃくちゃHな顔をしてい
た。
「安心して、雅美くん。俺もちゃんと気持ち良くならせてもらうから。雅美くんも一緒に気持ち良くなろうね……」
「ん……あぁっ……!!」
松若先輩の背後にいる状態で、道籠先輩は松若先輩に何か……オレからは見えない場所に触れている様だ。
液体が滴るような音がして、それがだんだんと大きくなっていく。
「や……先輩っ、そこ……んん……はぁっ……!!」
「ん……ココだよね、一番好きなトコロ……」
「あ……っ、あぁっ、せんぱ……っ、ゆび……っ、ゆびじゃ嫌だ……っ……!!!」
「……そうだよね。雅美くんはもう俺の指でも満足できなくなっちゃったんだもんね……」
荒い呼吸をしながら目を潤ませている松若先輩に、道籠先輩は嬉しそうに微笑んでいる。
「雅美くん、おいで。いっぱい満たしてあげる」
「はぁっ……はぃっ、繋……せんぱい……」
スラックスと下着を脱ぐと、床に腰を下ろす道籠先輩。
松若先輩はオレに背を向けそんな道籠先輩に跨ると、その中心にそびえ立つモノを受け入れようとしていた。
少しずつ松若先輩の身体の中に収まっていくソレは、オレなんかよりもずっと逞しくて、同じ男のモノには思えなかった。
それに対して松若先輩は腰を進めながら色っぽい声を上げていて、オレはその姿から目が離せなかった。
「あぁ……っ、せんぱいのが……オレの中でどくどくして……んぁぁっ……!!!」
「……っ、雅美くん、学校で久しぶりのセックスに興奮してるんだね。めちゃくちゃ締まってて気持ちいいよ……」
「ひぁ……っ、せんぱ……あぁぁっ……!!」
道籠先輩にその細い腰を掴まれて身体を揺さぶられている松若先輩。
横顔しか見えなかったけど、その顔はやっぱり色っぽくてキレイだった。
「けい……繋さ……あぁっ、あいしてます……んあぁ……ッ……!!!」
「俺もだよ……っ、雅美くん。今日はいっぱい頑張ったね。約束してたご褒美、まずここであげるね……」
「へ……あぁっ、あぁぁ……ッ……!!」
ふたりの動きが激しくなり、やがて止まった。
それからすぐに、オレの目の前は真っ白になっていったんだ……。
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