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第27話
「この媚薬、強烈だね」
上機嫌に口笛まで吹きながら彗はグイっと忍の足を開かせた。
「ヒィ、ンん……」
男に触れられる度にガクガク大きく震えて喘ぐ忍の服を彗はスルスル脱がせていく。
「あっ、はぁぁ………、ッん、イヤァァァぁぁぁぁーーー」
ズボンと下着をズルっと、脱がせると布が擦れただけで快感が脳天まで痺れ渡り、忍は一気に達した。
「ハハ……、服脱ぐだけでビショビショ」
「す……い………、助け……」
もう体に触れられたくなくて、忍は荒い息を吐きながら哀願するが、彗はそんな忍をうっとり見つめて感嘆した。
「忍、可愛い……。本当に綺麗だ……」
裸にされ、彗に殴られ少し青くなっていた腹部を優しく撫でられて、忍はまた悲鳴をあげた。
「あっ、ィアア……、さわんなぃでぇぇ………、おねが……ぃ…」
男から逃げるように体を丸めて泣きながら震える忍に彗は立ち上がり、テーブルの上から先ほど忍に飲ませた媚薬をまたコップに注いで持ってきた。
「ねぇ、もう一杯飲んで」
先ほどの一杯でこんな悲惨な目に合ってる人間にあまりに残酷な命令を下す男へ忍は目を見開いて首を横へ振った。
「やっ、嫌だ!無理、俺死ぬ。死んじゃう………」
「大丈夫、これ連続3杯まで飲ませたけど、皆んな死んではないから」
「………」
誰に試したのか分からないが、どうやら複数の人に実験済みの結果報告に忍は顔を青くした。
「俺が忍の事、殺すわけないだろ?」
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