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第13話
「王子様・・・すっかり上手になりましたね」
兵士はサロメの髪を撫でた。
サロメの部屋で、粗末な椅子に座った兵士の股間にサロメは顔を埋めていた。
夢中でしゃぶっているのだ。
兵士のペニスを。
音を立てて大きく頬張り、喉までつかって。
「喉の奥へまで突いてあげますからね」
優しく兵士はそう言うとサロメの耳をゾッと撫でて、顔にかかった髪をかけてやる。
優しく頭をつかむと、でも激しく腰を叩きつけ始めた。
サロメはこごもった声をノドから漏らす。
でも、サロメの股間はビクビクふるえて滴る。
喉の奥をゴリゴリ擦られ、指がふるえて背中か反る。
こんな拷問のような行為でサロメは快感を得るようになっていた。
「飲んで・・・」
兵士は言って、射精した。
サロメはむせながら、それでものんだ。
のんだ後も夢中でしゃぶる。
そのサロメも震えている。
喉を犯されながらイったのだ。
「可愛い・・・」
うっとりと兵士はまだ夢中でしゃぶるサロメの頭を撫でた。
サロメの口からそれを取り上げると、サロメはむずかっていやがった。
「喉もいいですけど・・・あなたの中に入りたい」
兵士はニコニコ笑ってささやくと、サロメはむずかるのを止めて自分から床にはいつくばり、尻を上げようとする。
「ダメ・・・ちゃんとベッドでね・・・」
優しく言うと兵士はサロメを抱き上げ、ベッドへと運ぶ。
この何週間かサロメの欲しがりようは凄まじかった。
聖者の地下牢に行ってから、しばらく落ち込んでいたサロメは突然兵士を病的なまでに求めるようになった。
失恋したショックにかと兵士は喜んでいた。
傷を癒したいならいくらでも付き合う。
兵士は兵士でサロメをこの宮殿から連れ出す方法を考えている。
どこかで二人だけで暮らすのだ。
全てから逃げて。
任期が終わってこの宮殿から離れなければならなくなる前に。
欲しがってむずかるサロメを笑いながら抱きしめ、ベッドでキスをした。
「酷く・・・して」
サロメの言葉に兵士はため息はつく。
サロメは。
ひどくされたがる。
何故かこの王子様は酷いやり方をたくさん知っていて、初めて抱いたのが自分だと知ってなければ、そんな風にされてきたのかも思ってしまっただろう。
酷くしてもたしかに感じるが、でも、サロメがそれを本当に求めているとは兵士には思えない。
傷ついた心を癒しているのかと・・・。
なんでもいい。
兵士はサロメのためになら何でもしてやるつもりだった。
「お望みのままに・・・オレの王子様」
兵士は優しく言うと、でも乱暴に髪を掴んで引っ張りながら強引にサロメを背後から犯し始めた。
そのあとで口の中につま先をくわえさせ、足を舐めさせるだろう。
頭を踏みつけ、性器も踏みつけるだろう。
性器を踏みにじられそれでもサロメはイクだろう。
ため息をつく。
でも、サロメにはこうされることか必要なのだ。
良く分からないけれど。
兵士はそうする。
愛しているから。
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