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第15話
嫌がるサロメを犯した。
サロメを抱く王に跡など見つかったなら殺されると分かっていたのに。
サロメは聖者の前でも嫌がりながらも受け入れたくせに、今度は本当に抵抗した。
いや、あの時だってサロメは本気で嫌がった。
でも、聖者を前にして欲情した身体はどんな男でも欲しがっていただけだ。
聖者がいなければ、サロメはあそこまで欲情しない。
そう知っていた。
だがあまりにサロメはか弱い。
神に祈る王として育てられ、剣さえ持つことを許されなかった。
だから先王は軍人である弟に王座を奪われたのだ。
先王も神に祈るためだけに育てられていたから。
サロメは床の上で押さえ込まれた。
それでも精一杯突き放そうとする手をあっという間に着ていた服で縛られた。
脚を無理やり開かされ、サロメの身体をよく知る動きでベニスをしごかれ、咥えられた。
そうなったなら。
もうダメだった。
抱かれるためのスイッチが入ってしまう。
ジュルジュルと音をたてて吸われ唇で扱かれる。
腰が揺れる。
でも、嫌だ、と泣く。
でもそこはすっかり熱くなる。
「嫌なわけないでしょう、オレの王子さま・・・」
兵士が穴に指を入れながら言う。
そして穴とペニスの両方を責め立て始めて・・・。
サロメは身体を痙攣させてしまう。
気持ちいい、と思ってしまう。
サロメはこの男に奥まで与えたからこそ。
その指や唇や性器がくれる快楽を知っているからこそ。
「私に・・・触れるなぁ!!!」
そう叫ぶくせに腰が揺れていた。
舌でペニスの先の穴を執拗に突かれて、声漏らしてしまう。
穴の中に指を差し込まれ、そこを指で優しく擦られると性器と共に身体を波打たせた。
「気持ちいいくせに」
兵士は顔を歪めて叫んだ。
そしてまたサロメの性器を頬張る。
サロメが一番感じるようにサロメを喰らう。
兵士が一番知っている。
サロメが感じるところなんて。
一からから抱いてきたのだ。
サロメの身体は覚えている。
何度も何度も許したから。
甘い蜜を兵士の口の中に放ちながらサロメは声を上げていた。
自分に感じるサロメが兵士は愛しかった。
身体は正直だ。
兵士のことを受け入れている。
でもサロメは泣くのだ。
嫌だ嫌だと泣くサロメを許せない。
「沢山してあげますよ・・・あなたはあんな王に抱かれなくてもいい」
兵士はサロメの精液で濡れた指でサロメの穴を撫でた。
嫌だ、そうサロメは泣く。
でも、腰は揺れていた。
指で穴の縁優しく撫でられると、たくさん兵士がそこを可愛がったので縦割れて女性器のようになったソコがピクピク動く。
自分のために形を変えたソコが兵士愛しくてたまらない。
撫でて浅く指を出し入れする。
そんな動きでさえ、サロメは感じるのだ。
指をもっと奥まで欲しいとサロメの小さな尻が動く。
嫌だ嫌と泣きながら。
その拒否すら愛しかった。
指でたっぷり虐めた。
どういじめてやればいいのか知っている。
サロメは兵士の指に踊った。
いやらしく、泣きながら、鳴いて。
サロメは白濁を吹き出し、痙攣した。
こんなにも。
こんなにも肉体は自分に馴染んでいるのに。
「オレのだ。オレの・・・」
そう叫び、指を引き抜き自分のモノでサロメを貫く。
サロメは拒否の言葉を叫びながら、
でも身体は喜んだ。
挿れた瞬間から兵士の性器にサロメの内壁が絡みつき、性器は白濁を吹き出す。
突き上げるたび、襞がまとわりつい離れたくないと叫んでるのに。
脳まで快楽に焼かれて狂ったようにサロメは叫んでいるのに。
嫌だと嫌だと嫌だと。
サロメはそれでも言う。
だから。
だから。
サロメの腹を自分で精液で満たすしかなかった。
何度も何度も何度も何度も。
サロメが何も言わなくなるまで。
そして。
兵士は泣いたのだった。
気絶して痙攣するだけになったサロメをだきしめて。
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