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第7話

 教室に一番乗りをして、晃誠の席に鞄を置き、すぐに図書室に行き時間をつぶす。始業開始ぎりぎりまで教室には戻らなかった。  休み時間にはすぐ教室を出て、うろうろ構内を歩きながら時間をつぶす。  晃誠と顔を合わせる自信がなかった。放課後もすぐに脇目も振らず逃げ帰った。  次の日も、また次の日も同じように晃誠を避け続けた。  そんな状態が続くと、クラスの奴にまで心配された。 「最近吾妻と一緒にいないじゃん。喧嘩でもした?」  ただの喧嘩だったらいい。きっと笑って仲直りできたから。そんなんじゃないんだ。俺たちは終わっちゃったんだよ。 「ほっとけよな」  俺は他の奴も自ら遠ざけるだけだった。  ずっと晃誠を避けていて、気付いたら夏休みに入っていた。  9月に入ってすぐの席替えで、晃誠の斜め左後ろの席になった。グループは違うけど、意識したくなくて、なるべく晃誠の方を向かないようにした。  休み時間や放課後も晃誠に捕まらないようすぐに移動する。夏休み前と変わらぬ行動を続けた。

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