ガチャンｯバタバタｯ 俺はマンションの自室に 転がるように入って すぐにお風呂場に向かった。 黒猫はあれから相変わらず動かない。 ｼｬｰｰｰｰｰｰｯ それでも俺はシャワーが お湯になるのを待ってて だんだんシャワーから湯気が出て 俺は洗面器に湯を張り ワイシャツから黒猫を 出してあげた。 "どうか生きてて" それだけを願い洗面器に黒猫を 入れる。 黒猫は相当汚れてたみたいで すぐにお湯はさっき見た泥水の色になった。 それからまた汚れた洗面器のお湯を捨てて 猫をまた入れてからシャワーを当ててみる。 それを数分間続けていたら____… 尻尾がピクリと小さく動いた。 「……え？？」 生きてる！！！！？！？ 俺は驚いて猫を優しく撫でてみると ぱちっぱちっ 黒猫が綺麗な青い瞳を開いた。