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猫が行方不明

「ねぇ…ねぇ起きて?」 次の日の朝、一人暮らしのはずの 俺を誰かが起こしてくる。 …誰だよ、もしかしてまだ夢?? 動かない思考回路の中、 とりあえず目を開けると 「……え??」 目の前には青い瞳をした 黒い髪の男が座っていた。 「ぇええええええ!!?だれ!!?」 こんな友達いたっけ!?え!? 俺が起きてすぐ混乱する中、 見るからに美形で綺麗な男は 小首を傾げている。 いや傾げたいのは俺の方だよ!! え、待って待って?? 昨日、あれから俺は助けた黒猫と一緒に ベッドで寝て… あれ!?そういや猫どこいった!?! 俺はきょろきょろと周囲を見渡して 布団の下やベッドの下を見渡した。 ……あれ?いない?? 風呂場の方??? 俺はそう思って 黒猫を探す為にベッドを降りようとすると くいっ なぜか俺のベッドの上にいる男に 服を掴まれた。 「え!なに!?」 「もしかしてさぁ」 そう言いながら見つめてくるコバルトブルー色の瞳にどこか見覚えがある。 まって、こいつの瞳、たしか昨日の… 「探してるの俺ー???」

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