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人気者誕生の予感
可愛くて綺麗なゆらは
休憩時間、すぐにクラスメイトに囲まれた。
「ねぇ、蓮と双子ってほんと?!」
「どうして転校してきたのー?」
俺の隣で質問攻めにあい、
ビクビクしているゆらを庇いにいく。
「ちょっとお前ら、たかりすぎ!
ゆら、超ビビってるから!」
「そうだよ、おとこくさい!」
すると紗智も来てくれて男達を少しゆらの席から離してくれた。
「おとこくさいはひでーよ!
ねぇ、ゆらくん俺のこと覚えてね〜」
「あ!お前、ずるい!俺のことも〜」
こりゃゆら大変だなー…。
俺が苦笑いでその光景を見てると
その奥の教室のドアに立っている友達に
気づく。
「悪い、紗智 ちょっとゆらよろしく」
「ん?あー、おっけ。」
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