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蓮SIDEにもどるよ!

「なんなの!そのキス 偶然のじゃん!」 「そうだよ、だから怒らないで」 それでも「別に怒ってないもん」と そっぽを向くゆら。 拗ねてるゆらも可愛いーなー。 そう思いながらゆらの頭をポンポンと たたいてると 「うぅう……う!!」 ゆらが突然 呻き声をあげながら 心臓あたりを抑えてしゃがみこんでしまった 「ゆ、ゆら!!?」 苦しそうにしているゆらの隣に俺も しゃがんで意味があるか分からないが 背中をさすってみる どうしたんだろ突然… 俺の心配を他所に ゆらは震えてた体をピタッと 止めて顔を俺に見せてきた 「うっそー!蓮が他の人とキスしてたから いじわるしてみた!」 さっきまでの苦しそうな表情とは一変 いつもの明るいゆらの笑顔。 「…なんだよ〜もう。ゆら!冗談でも 心配させるようなことはすんなよ!」 まじ焦ったじゃん… 「うん、ごめんなさい!」 「今回は許したげる!」 まぁ今回は冗談で良かったけど ほんとに病気とかになったらゆらの場合 どうすればいいんだ…? もし病院に連れて行って猫人間って事が バレたら世紀の大発見で即解剖されたりして… そうなったらゆらは…ああああ 「ゆら!健康には気をつけよう!まじで!」 「う、うん!わかった!」

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