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「あぁ、これはたしかに、言われてなかったら確実に痕付けてたな」 全く陽の光に晒されたことのなさそうな白く滑らかな肌を見て、思わず美智はそう漏らした。新雪を踏み躙る感覚で、この肌に自分が触れた痕跡を咲かせてみたくなる。 葵の願いを聞き入れる義理はない。交渉に乗らず、葵の好きなように抵抗させたとて、十分に犯せる自信はある。仮に彰吾がいなくとも、それは変わらない。 でもここで葵の希望を叶えてやらなければ、おそらく二度目はない。どんな形であれ、葵はもう絶対に美智には近付いてこない、そんな予感がした。学校に現れないなんて極端な手段さえ取りかねない気がする。 ただの暇つぶしのはずが、翻弄されているのは美智のほうだ。この美しい人形に一度しか触れられないのはどう考えても勿体無い。 「あッ……ん」 「声、我慢しなくていいよ。ここには誰も近付かないから」 白い肌の上で淡く色づく胸の飾りを撫でると、途端に葵から控えめな嬌声が上がる。先ほどの葵の達観した反応で察してはいたが、この身体はすでに誰かの手で育てられているらしい。 「ん、ンッ…はぁ……」 身を屈めた彰吾には反対の乳首を吸われているらしい。舌先で突かれ、そしてチュッと音を立てて吸われる。ただそれだけで背を反らせ、目尻に涙を溜めるほど敏感な身体。 「葵はもう全部知ってるのかな?ハジメテが欲しかったから、ちょっと残念だな。エッチなのは可愛いけどね」 ベルトを外してズボンと下着を一気に引き抜くと、すでに中心が反応を見せているのがわかる。胸を軽く弄った程度でこれでは、そこを直接扱いてやったらすぐに達してしまいそうだ。 「ん、ふぁ……んッ、ん」 「葵、自分でここ持ってようね」 口元を覆っていた葵の手を引いた先は、彼の両膝。開いた姿勢のままで固定していろと命じれば、葵は何か言いたげな顔はしたがやはり素直に従ってみせた。 蛍光灯の明かりに照らされた奥は、紅く色付いている。彰吾から与えられる胸への刺激にただでさえびくつく身体が、孔を指先でなぞると更に大きく揺らいだ。 「葵はどうやって解してもらうのが好きなの?舐めてほしい?ローションがいい?それとも一回イカせてあげるから、それで濡らす?」 キュッと窄まったままのそこに触れながら問い掛けると、葵は分からないと言いたげに俯いてしまった。 「解さないまま突っ込まれんのがいいのか?」 喘ぐ葵に触発されたのか、彰吾も美智のように言葉でも彼を責め始めた。指は変わらず紅く腫れた乳首を執拗に捏ねている。 「ちがっ……あ、ほぐして、ほし」 「そうだよね、傷ついちゃうもんね。だったら選ばなきゃ」 愛撫で蕩けさせ、自らねだるような台詞を吐かせる。暴れる相手を力で捩じ伏せる行為では得られない、不思議な興奮が美智を支配する。

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