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「ひっ……あ、あぁ、んん!」 痛みを感じるぐらに歯を立てた後、優しくくすぐってやる。緩急を付けて苛めると、葵は面白いぐらいに翻弄されてくれる。 両側から抱え上げられた脚もつま先をピンと伸ばしながら、ジタバタと動き始めるが、二人に挟まれた葵の体は少しも逃げられない。 「ねぇ、彰吾も指挿れてみて。吸うたびに締まって可愛いよ」 チュッと音を立てて吸い付く行為は続けながら、美智はそんな誘いを掛けてきた。 たっぷりとローションを絡ませたのか、美智の中指を咥え込んでいるそこは、彰吾が乾いた指を滑らせても問題ないほど濡れている。 「あっ、止め……ッ、ん」 葵はそこまで二人に弄ばれると知って泣きながら嫌がってくる。だが、当然やめてやるつもりはない。 美智の指に沿うように、粘液を絡めた己の指を埋め込んでいく。 「あぁ……っ、ん、ヤダ……んんーッ」 「そんなに泣いて。大したことしてないのに」 持ち主の違う二本の指で中を掻き回される経験もまた、葵にはないのだろう。美智に宥められても葵はぽろぽろと涙を零して怖がってしまう。その泣き顔が余計に彰吾たちを興奮させるというのに。 早くこの熱くうねる粘膜に己の欲望を突き立てたいが、いつもとは少し趣向の違う遊びをもっと楽しみたくもなる。 彰吾は美智と共に、まだほぐしきれていない後孔を揺さぶりながら、もう一度、胸元に唇を寄せ直す。 「あっ、も……、ンッ、やぁぁ」 紅く腫れたそこを吸い上げると、確かに連動するようにキュッと中が締まるのが分かる。 「ここ吸って、キスもしてあげながら抱いたらめちゃくちゃ気持ちよさそ」 美智の意見には完全に同意だ。 キスをしながら、なんて甘ったるいセックスは好みではなかったはずなのに、葵があまりにも良い反応をするせいで、自然と唇を重ねるようになってしまった。 それに加え、さらに胸への刺激でも絡みつくようなうねりをみせるのが分かった。当然試したくなる。 「まぁ今日は譲らないけど」 すぐにでも葵を押し倒したくなった彰吾に向かってにこりと笑うこの男はやはり性根が悪い。散々煽っておいて、とは思うが、前回美智を放置したことは覚えている。その恨みを晴らそうとしているのだろう。 「まだちょっときついかもしれないけど、がんばろうね」 葵をソファに仰向けに倒した美智は、優しい声を掛けながらも遠慮なくその華奢な体にのしかかっていく。

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