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第7話

二人に続いて俺もドキドキしながらステータスを開いた。 【ステータスオープン】 そう唱えると、目の前にステータスが現れた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー フタバ・カザシロ Lv50 年配 17歳 職業 賢者 保有魔法 火魔法 Lv10 風魔法 Lv10 水魔法 Lv10 雷魔法 Lv10 土魔法 Lv10 光魔法 Lv10 闇魔法 Lv10 無魔法 Lv10 保有スキル 無限収納 魔法耐性 状態: 興奮状態 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「っ!」 ………これが、俺のステータス。しかも賢者! あ、魔法耐性があるから隷属スキル効かないや。 俺はそれが分かってホッとした。 「ステータスは確認出来ましたか?」 感動に浸ってると宰相の声で現実に引き戻される。 「では早速、レベルと職業をお教え下さい」 そう言って宰相は微笑む。 「お、俺は勇者でレベルは10って書いてあります」 今回も真っ先に答えたのは水上だった。 水上がそう言った途端、周りの人たちが歓声を上げる やっぱり水上が勇者。 「俺は双剣使いって書いてある。レベルは10だな」 次に答えたのは高峰だった。 ……え?二人ともレベル10? 俺は二人の言葉を聞いてもう一度自分のステータスを見た。 俺だけレベルが高い?何で? 俺は王様をチラッと見た。 王様は相変わらず頬杖をついて無表情で俺たちを見てる。 やっぱりあの王様嫌な感じがする。 ……幸いこのステータスは俺にしか見えてない。これは本当の事は言わない方がいいな。 「風城様は?」 そんな事を考えていると、中々答えない俺に痺れを切らしたのか宰相が催促してくる。 「あ、俺もレベルは10で魔術師です」 俺はレベルは二人に合わせて、職業は賢者の下位を答えた。 「素晴らしい!普通は強い方でもレベルが5くらいなのに、三人ともレベルが10とは!」 そう言って宰相は歓喜に沸いていた。

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