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第125話

その後俺は、リオさんに使える属性、レベル、保有スキルを隠さずに話した。 それを聞いたらリオさんはため息をついて、近くで聞いてたディルからはたまに驚いた声が聞こえてきた。 ある程度知ってるはずのレイスも、話していく内に驚いた顔をしていた。 やっぱり、俺のレベルはこの世界じゃ異常らしいな。 まぁ、あの二人よりレベルが高い時点で何となく想像はしてたんだけどね。 俺はリオさんに俺のステータスを話している最中に、あることをふと思い出した。 「そういえばレイス。キラータイガーどうするの?」 なかなか出すタイミングがなくてすっかり忘れてた。 「あぁ、そういえば入れっぱなしだったな」 レイスも忘れてたみたいで、俺の言葉で思い出したみたいだ。 「ディル、買い取ってほしい素材があるんだけど」 俺たちの会話に首を傾げてたディルにレイスがそう言う。 「素材?」 「フタバと会ったときに狩ったキラータイガーをフタバに預けてたんだよ」 「ちょっと待て、預けてたってなんだ!?」 あ、そういえば二人には無限収納のことまだ話してなかった。 そう思って俺は、ディルとリオさんに無限収納のことを話した。 そうすると、二人とも頭を抱えてしまった。 俺が訳も分からず首を傾げていると、レイスが『気持ちはすごい分かるな』とボソッと呟いた。 取り敢えず、俺たちはキラータイガーを出すために練習で使ってる中庭に移動した。 ここなら大きいキラータイガーも出すことが出来る。 さすがに執務室じゃ狭くて出せないもんね。 「じゃあフタバ、頼む」 中庭に着くと、レイスにそう言われて俺は頷く。 時間停止機能ついてるから大丈夫だよね。 そう思いながら俺はステータス画面から無限収納を開くと、キラータイガーの項目に触れた。 その瞬間、目の前の地面に魔法陣が浮かび上がって、そこからキラータイガーが現れた。

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